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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『爪と目』藤野可織


『爪と目』藤野可織

あるとき、母が死んだ。そして父は、あなたに再婚を申し出た。あなたはコンタクトレンズで目に傷をつくり訪れた眼科で父と出会ったのだ。わたしはあなたの目をこじあけて――三歳児の「わたし」が、父、喪った母、父の再婚相手をとりまく不穏な関係を語る。母はなぜ死に、継母はどういった運命を辿るのか……。独自の視点へのアプローチで、読み手を戦慄させる恐怖作(ホラー)。芥川賞受賞。(Amazonの商品説明)


読んだことのない作家さんの、芥川賞受賞作ということで、何となく図書館から借りてみたのですが、なかなか好きな感じでした。

…というか、ホラーだったのか! ←ヲイ。

文章の感じが、なかなかに好みです。
しかしながら、結局どういうことなのか、分からない話も… (まあでも、理解を要する物語ではないのかもしれません。ホラーだし)。←!?

■収録作品
「爪と目」
「しょう子さんが忘れていること」
「ちびっこ広場」

…「ちびっこ広場」が、いちばん、「分かりやすい」でしょうか。


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そして、芥川賞受賞作を、けっこう読んでいないワタシ…

↓ 読んだやつ。うわあ、少ない!

   

  

(こちらに一覧!→ ★リンク★)

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『明日の約束』辻 仁成



『明日の約束』辻 仁成

別れ話を秘めた女と、プロポーズしようとする男。二人の夜は…。愛とはこんなにも、もろいものだったのか?恋の記憶が感傷に、出会いの輝きが紫煙にかすむ時、二人は再び互いの瞳を見つめ合う。愛のあやうさ、はかなさ、残酷さをそっと明かしつつ、その再生の奇跡を華麗に、力強く謳い上げた珠玉の傑作短篇集。
(文庫裏の解説)


辻 仁成の外国っぽい雰囲気の小説って、日本語で書かれた翻訳小説みたいだなぁと思います。なぜかしら。不思議な感覚。

本書は、短編集。解説(野崎歓さん)によると、単行本は『アカシア』というタイトルで出ていたようですね。へえー。

【収録】

「ポスト」
「明日の約束」
「ピジョンゲーム」
「隠しきれないもの」
「歌どろぼう」
あとがきにかえて「世界で一番遠くに見えるもの」



静かで、美しい物語たち。
すれ違いと、充足と、自分の認識。

ちょっと映画みたいだったり。
映像で観たいような。

あとがき代わりの小説「世界で一番遠くに見えるもの」に登場する観覧車は、たぶんパリのグランド・ルーですよね。すごいスピードで回るやつ! (作者のパリ移住後に書かれているようですし^^)


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ツイートも話題の辻仁成さん。小説以外も、読んでみたいの、いろいろ!
  

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『少女ノイズ』三雲岳斗



『少女ノイズ』三雲岳斗

欠落した記憶を抱え、殺人現場の写真に執着を持つ青年と、心を閉ざして、理想的な優等生を演じつづける孤独な少女。進学塾の屋上で出会った二人が見つめる恐ろしくも哀しい事件の真実とは何か?そして、少女のつけた巨大なヘッドフォンのコードは、どこにつながるのか?冷徹なまでに美しい本格の論理で解かれる最大の謎は、エンドロールのあとの二人の未来―。
(文庫裏の解説)

並ぶ背表紙の中からタイトルで選んでみたら、表紙がアニメ系でした! (別に構いませんが…)

解説の有川浩さんが「ミステリ部分、ぶっちゃけどうでもいい。『少女ノイズ』は彼と彼女が出会い、求め合う、ただそれだけの恋の物語だ」と書いておられますが、本当に、そんな感じ。

スカ君と梨夏さん(皆瀬梨夏)のミステリかと思ったら、スカ君と、バイト先の進学塾と、斎宮 瞑(いつきのみや・めい)の恋物語。あるいは少女礼賛物語?

軽~いですが、それなりに楽しめました☆

てゆーか、最後の、この甘酸っぱい終わり方、何なのーーーemoji (笑)


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著者は、元々ファンタジー系の方なんでしょうか。
 

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『はじめてのトリック野郎』 内田伸哉/神谷圭介



『はじめてのトリック野郎』
( 演出から学ぶ手品入門BOOK)

マジック:内田伸哉/漫画:神谷圭介

謎の転校生・罠尾翔(わなお・かける)。
意表をついた手品でクラスメイトに「トリック野郎! 」と呼ばれ、注目を集めるようになる。翔は学校で起こった事件を次々に解決、やがて空前の手品ブームを巻き起こすのだが……
 (Amazonの商品説明より)

マジックの初歩、みたいなことが知りたくて、タイトルだけで図書館に取り寄せ(他館在庫)を申し込んでみたところ、思いがけずマンガだった上、絵もセリフも なんだかemoji な、とっても楽しい本でした(笑) (ちなみにタイトルも『はじめてのトリック』だと思い込んでいたら「野郎」がついてました…)

 

すっとんきょう…
おいでなすったぜ…


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↓ これも、ちょっと読んでみたい☆



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『魚喃キリコ短編集』魚喃キリコ


『魚喃キリコ短編集』魚喃キリコ

切ない世界があなたを癒します。(Amazonの商品説明)


映画になった『南瓜とマヨネーズ』原作者のマンガということで、(映画も観ていないのですが、) ちょっと興味を持って読んでみました。(なぜ短編集かというと、地元の図書館にこれしかなかったから)。

切り取られた「切なさ」に、すっと入れるものと入れないものがありましたが、おおむね好きな感じでした。長編を買って読んでみようっと!

若い時の恋、若さ、恋。関係性。
痛い。

この短編集に登場する人々は、別の長編に出てきたりするのかも?という気も。知ってから読んだら、また新たに楽しめるかもしれません。

ところで、「魚喃」は「なななん」とお読みするんですね!

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『高丘親王航海記』渋澤龍彦


高丘親王航海記』渋澤龍彦

貞観七(865)年正月、高丘親王は唐の広州から海路天竺へ向った。幼時から父・平城帝の寵姫・藤原薬子に天竺への夢を吹きこまれた親王は、エクゾティシズムの徒と化していたのだ。占城、真臘、魔海を経て一路天竺へ。鳥の下半身をした女、良い夢を食すると芳香を放つ糞をたれる獏、塔ほど高い蟻塚、蜜人、犬頭人の国など、怪奇と幻想の世界を遍歴した親王が、旅に病んで考えたことは…。遺作となった読売文学賞受賞作。(文庫裏の解説)

いやあー、ステキでした!
堪能しましたemoji

渋澤龍彦の小説、好きなんですよね。
今回、渋澤龍彦が残した小説は少ないということを、解説で初めて知りましたが… (唯一の長編である本書『高丘親王航海記』と、4冊の短編集『犬狼物語』『唐草物語』『ねむり姫』『うつろ舟』の計5冊のみとのこと)。そうなんだ! 私は『ねむり姫』と『うつろ舟』を読んでいました。

ちなみに、マイ・ファースト・澁澤龍彦は、確か『世界悪女物語』。「ルクレチア・ボルジア、エリザベト・バートリなど、史上名高い悪女たちの魔性にみいられた悪虐非道の生涯を物語りながら、女の本性、悪の本質を浮き彫りにするベストセラー・エッセイ集」です。(Amazonの商品説明より)。いっとき、そういうのが好きで、よく読んでいたんですよね…。


  

確か↓このへんも読んだような。


『悪女物語』よりサガンの『ボルジア家~』が先だったかも?


これ↓も、いつか観たいと思いつつ…

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『妖怪アパートの幽雅な日常』① 香月日輪


『妖怪アパートの幽雅な日常』① 香月日輪

面白いらしいという評判は耳に(目に)していて、しかし「軽すぎたら嫌だな~」という微妙な気持ちが働き敬遠してしまっていたシリーズ。

近所の古本屋さんが閉店セールをしていて半額になっていたので思い切って買ってみたのですが… すっごい面白かったです! 買ってみてよかった!! ありがとう、近所の古書店!なくなっちゃうの寂しいけど!

内容は、こんな感じ。
 ↓ ↓ ↓
俺が入居したアパートは、物の怪たちの巣窟だった!

共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん――13歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで“妖怪アパート”! 次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。大人気シリーズ (Amazonの商品説明より)

アパートというか、下宿というか。
面白いキャラが出てくる、少年(高校生)の成長物語という感じ。続きも読んでみようと思います♪

ところで、私が入手した文庫本は、上にリンクを貼ったアニメ風の表紙じゃなく、いい感じの犬のイラストでした。「装画・ミヤマケイ」とあります。カバーデザインは十河岳男さん。

表紙の絵なんて別に何でも構わないんですが、アニメ風の表紙だったら、やっぱり買わなかったかもしれないと思う(この絵がどうのということではなく、私は元々、「軽すぎ」を危惧して買わずにいたので)ことと、ミヤマケイさんのイラストの表紙、とてもいいなと思ったので、ここにメモ。…っていうか、アニメ風イラストの、この男子は誰!? 有士くん(主人公)っぽくないような。

↓ ミヤマケイさん、このシリーズかと。


ところで、文庫のカバー袖、筆者の紹介のところに「2014年12月永眠」とありました。そうなんだ…


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『緑の光線』ジュール・ヴェルヌ


『緑の光線』ジュール・ヴェルヌ
中村三郎・小高美保 (翻訳)/レオン・ベネット(イラスト)


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水平線に沈む夕陽が最後に放つ、
翡翠のような光を探して、島から島へ

ヴェルヌ、異色の恋物語『緑の光線』(中村三郎訳)に、
幻の初期短編『メキシコの悲劇』(小高美保訳)を併録。


(Amazonの商品説明より)
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ヴェルヌ、子どもの頃に『15少年漂流記』は読んだような…
それ以来のヴェルヌは、“異色の恋物語”でした。

舞台はスコットランド。(フランスかと思っていたら違いました!)

かわいい姪、ヘレナ・キャンベルの願いをかなえるため、オーバン(海辺の街)へやってきたサムとシブのメルヴィル兄弟(と、その執事&家政婦)。世間知らずのサム&シブが姪の婿にと白羽の矢を立てたアリストビューラス・ウルシクロス、そしてオリヴァー・シンクレアとの出会い。

ドタバタなような、ほのぼのなような、冒険なような。
とぼけた雰囲気の中、キャラが生き生きと動き回っている印象の楽しい小説でした☆

以下の映画に、「緑の光線」現象のことが登場するようです。(by Wiki)

エリック・ロメール監督『緑の光線
原田知世 主演『天国にいちばん近い島
新垣結衣 主演『恋するマドリ

へぇ~

(ってことは、森村桂の原作小説にも登場するのかしらん?)


 

  

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『アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 』



『アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 』

フィリップ・K・ディック /浅倉久志・訳

『ブレードランナー 2049』が公開になり、「観に行く?」ということで、原作を読み返してみましたemoji (1982年の『ブレードランナー』も見直しました!)

動物のいなくなった地球、
火星へ移住せず残った人々。
情調(ムード)オルガンと「マーサー教」。

火星から逃亡してきたアンドロイドたち。
バウンティ・ハンター。

タイトルが、もう、テーマそのものなんですよね…

いやはや、何度 読んでも面白いです。
(と言っても、人生で3回目程度だと思いますが。毎回、細かい内容を忘れたころに読むので、毎回 大変 楽しめます!←ヲイ)

あとがきによると、ディックは感情移入を人間の最も大切な能力と考えており、また「人間とはなにか」という疑問の答えを「あなたがどれほど親切であるか」であると語っているとのこと。

なるほど。

ところで、映画『ブレードランナー』は雨と夜のイメージですが、原作は砂漠のイメージがあります。(私が持っている古い文庫の表紙が砂漠だからかも…)



映画の感想も書きましたので、ご興味ありましたらemoji★コチラ★

『2049』楽しみです!

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『シャイニング』スティーヴン・キング



『シャイニング』スティーヴン・キング/深町 眞理子・訳

風光明媚なリゾート・ホテルの冬場の管理人にやとわれた夫妻と五歳の坊や。雪に閉され、人気ないホテルの空室にひそむ悪霊がじわりじわりと忍び寄って牙をむく…
(Amazonの商品説明より)

今さらながら、読んでみました!

キングはキューブリック監督の映画版を気に入らず文句を言い続けたそうですが、確かに、映画版とは終わり方が全然違いますね。(映画版にも、実は幻のラストシーンが存在するとか!?)

映画は「ジャックがおかしくなっていく話」、
小説は「管理人一家がホテルの悪意に翻弄される話」という印象でした。

小説は、父子関係にも重きが置かれている印象。(あんなに頑張っているお母さんが、息子が父親と強い結びつきを持っていることに寂しい思いをする、みたいな描写があり、何だかかわいそうでした…)。

夫婦それぞれの過去(育ち方と言うか。家庭環境)も、何とも…。

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↓キングが自ら映像化したという別バージョン。

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