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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『彼方のアストラ』①~⑤ 篠原健太


『彼方のアストラ』①~⑤ 篠原健

宇宙への往来が当たり前になった近未来。高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つ。未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!? 近未来SFサバイバルストーリー、始動!! (Amazon、1巻の商品説明)

ツイッターで「面白い」という投稿を見かけ、読んでみました☆

すっっっごい面白かったです!!!!!

近未来宇宙漂流サバイバルマンガ。笑いも満載。『7Seeds』よりだいぶ軽く、『11人いる!』みたいなミステリー要素もあり、『銀河漂流バイファム』よりコンパクトで、『ブレーメン5』より少年系。5巻完結の短めボリュームもよいです♪ 

だいぶ「都合がいい」ところはありますが、そこはまあ、ね。という感じで楽しめました^^

SFにつきものの「ある言葉」が4巻まで登場しないという情報を、これまたツイッターで得ておりまして。その言葉が何であるかは すぐに分かったのですが、それが話にどう関係するかが分からず。終盤、「そう来たか!」という感じデシタ!

ところで、「7シーズ」の外伝を買わねば!



   

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『イグアナの娘』萩尾望都


『イグアナの娘』萩尾望都

生まれてきたのは、イグアナの姿をした女の子!! 親子の葛藤と愛憎をシュールな心象で描く異色短編集。 (Amazonの商品説明/出版社からのコメント)

これも、そういえば読んだことなかった…。

ドラマをリアルタイムで知っているので、(観てないですが)、娘=イグアナ、であることは知っていたのですが、その前提でタイトルだけを見ると「イグアナが生んだ娘もイグアナだった」なのか「イグアナである娘」なのか? と思いますよね。

その意味が分かる終盤がすばらしかったです。


【収録作品&感想メモ】

■イグアナの娘: 自分でも「自分はイグアナ」と信じ込んでしまうほどの「親からの呪縛」。でも自分で自分の幸せをつかんだし、妹ちゃんも自分で色々気づいていたので、賢い姉妹ですよね。お父さんの血だったりして。←それはそれで、哀れなお母さん!?

■カタルシス: あの時代の「親」の典型というか「嫌な親」の類型的な描かれ方かなと思うんですが…。「人を蹴落としても大学へ」はまだしも、受験が大事だから「友人の葬儀に出るな」というのは「猛烈ママ」じゃなく「人でなし」なのでは。たまたま「疑問を持たないタイプ」だった親って、疑問を持てないが故に厄介ですよね…。

■午後の日射し: 同じ手を使う男。浅い(笑) いきなりの赤い口紅は、やっぱりちょっと、浮かれてる感、出ちゃいますよねぇ。そして、昔の「夫/おとうさん」ってホント無神経^^;(今もだったりして!)

■学校へ行くクスリ: きれいな女の子の長い髪に花が咲いているビジュアル、すっごくきれい♡

■友人K: 短編小説にありそうな感じ。それをマンガで読むおもしろさ。人を傷つけたことへの自責を「オレは爆発寸前のやつをつついてたんだ」ですり替えるってスゴい。こういう勘違い/お子ちゃま男が「上司」になって、いまのどうしようもない労働環境を生んでいるのでは?とまで思ってしまいました。


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『11人いる!』萩尾望都



『11人いる!』萩尾望都

宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。



萩尾望都つながりで、こちらも再読。
ブログに記録がないみたいなので書いておきます…

萩尾望都、SFも相当 好きです^^v

「11人いる!」も、もちろん おもしろいんですが、「続・11人いる! 東の地平 西の永遠」が、すごくよいです。

みんなが、こういうのを読んで、「ああ、争うってバカみたいだなあ」と思い、平和になったらいいのに。

おまけっぽい「スペース・ストリート」も好きー♡


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『トーマの心臓』萩尾望都



『トーマの心臓』萩尾望都

冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作


『ベルばら』⑭ (エピソード編Ⅳ)に『ポーの一族』が出てきたので読み直したいな~ と思ったのですが、図書館にはなく、でもコレがあったので読んでみました。(そういえば読んだことなかった!)

昔のマンガに描かれる高校生は、大人ですよねー。

(そして繊細で生真面目!)

愛かもしれないけれど、あんな「捧げ方」は、嫌だなぁ…

ところで、聖堂にマリア像があるということは、この学校はカトリックなんですかね。ドイツ=新教のイメージが強いですが、ドイツにも当然、旧教が強い地域や旧教の学校はありますもんね。




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『ベルサイユのばら』⑭ 池田理代子


『ベルサイユのばら』⑭ 池田理代子

舞台は、フランス革命後のヨーロッパ。王妃・アントワネットやオスカル達の死を見届けてきたロザリーが、更なる激動の果てに辿り着いたのは? 本編連載で描かれなかったフェルゼンの死の真相も明らかに。ファン必読、エピソード編の集大成!

エピソード編、4冊目。

ロザリーちゃんがメインで登場!
いえ、本当のメインは息子のフランソワ君かな。

ロザリー、どこかイメージ違う感じ(*)がしてしまいましたが、でも「いつでもどんな時でも春風のように微笑んでいなくてはいけないというの…?春風のようにいつも微笑んで強くいられると思っているの……?」という心の叫びは痛ましかったです。うっうっ。 

(*最近のテレビドラマや何かを見ていると、時代が過去でも登場人物の心情や考え方が ずいぶん「現代的」で「???」と思うことがあるんですが、そんな感じの「何か違う」感デス)。

あとがきに「エピソードを描き始めた時には、ペンを持つ手首の力が定まらず、思うような線を描けずに、本当に悔しい無念な思いも致しました」とありました。

ご本人も、おつらかったのでしょうね… 

また、「その線が、かつての描線に一番近づいたときに、「ロザリー編」として、この『ベルサイユのばら』エピソード編を締め括れることは、私にとって何よりの喜びです」とあるので、エピソード編も、これで終わりっぽいですね。

そっかー。
確かに、フェルゼンの死を描くことで「全部 終わった」感はあるかも。

あとがきにもある、ロベスピエールやサン・ジュスト君の話、読みたかった気もしますが。(でも、ご本人、もうオペラへ進まれたり、だいぶ違う世界を生きていらっしゃいますもんねぇ)。

そんなわけで、最後の『ベルばら』。
ノーベルやらオスカル一世やら登場して なんだかすごいことになっていました!(史実を確認しておかなくては☆)

そして、まさかの ジェローデル✖萩尾望都!!
びっくり!!!!!


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『食べる女』筒井ともみ


『食べる女』筒井ともみ

ひとはおいしい食事をすると、体が元気になる。いとしいセックスをすると、心がやさしくなる。エロティックだけど凛とした、現代女性の幸せのカタチを描いた短編集。

ひとはおいしい食事をすると元気になる。いとしいセックスをするとやさしくなれる―。台所で立ったままかきこむ玉子かけご飯、男が作ってくれる新鮮な魚料理、夫を見返すために作るこってりした肉じゃが、祖母お手製のおはぎ、結婚前に父と囲むつくね鍋…。おいしい食べ物の数だけ、おいしい恋がある。清清しいエロスも心地よい、愛する力が湧きだす物語をどうぞ召し上がれ。
(文庫版の説明)


本好きの友人に勧めてもらって読みました。

「セックスとラーメンの方向性」が好きでした~!

作者は、脚本家さんなんですね。
そして、本作は映画にもなる模様。
何をどう、映画にするんだろう…?


----------内容メモ----------

序文?
『スローフード・スローセックス宣言』

台所の暗がりで      :料理上手な年下の彼氏。
セックスとラーメンの方向性:ジュエリーデザイナー、広尾、ラーメン屋
マイ・ファーストワイン  :ママと弟とピクニック
メーキング・ファミリー  :映画字幕翻訳家と、ピクルス上手な女友達。
北の恋人(スノーマン)    :遊園地裏手のジャズ喫茶「ロマ」。
きもちいいのが好き    :40女、4人の月いちエステ。ゴトーさん。
おクスリ治療クロニクル  :ハーブティーとヒーリング。
闖入者          :偶然、会いまくるタナベさん。紀ノ国屋。
賜物(たまもの)       :石!
食べる男「峠のわが家」    :得意料理は天ぷら。
    「愛のホワイトスープ」:浮気男のひたすら身勝手。
    「幸福な週末」    :月に一度、ひとりの夜。
豆腐のごとく       :豆腐好きの、ダンディな父。
多忙少女         :自由人なママと、三人のパパ。
ミンチ・ガール      :たいていの素材は受け入れ可能、調理も簡単、安価!
リベンジ         :料理のできない、しない女。夫が出ていき…
桜花美人         :季節行事好きの祖母、おはぎ、千駄木。
花嫁の父         :毎週末、埼玉の実家に帰る私。ポテトサラダ。

---------- ---------- ----------

ひき肉って お手頃価格で色々作れ、便利ですが、ハンバーグとか、けっこう面倒くさいですよね。夜、男が来るからって ひき肉料理を作る女って、かなりの料理好きなような!

あと、保税倉庫の試写に参加する字幕翻訳家って、今も いるのかしら。(最近はデジタル化で「フィルムの輸入」がなくなっているとも聞きます!)

そして、フランス映画に英語字幕リストがついてくること、多いですが、フランス語スクリプトも ちゃんともらえますよ~ (特に劇場公開で、原語が分かる翻訳者が担当するのに原語スクリプトがないって、ちょっとあり得ない気がします)。←そして、保税うんぬんが出てくるなら、DVDやCS・BS・配信レベルは ありえない…


ところで、料理に絡めた小説というと、「村上龍料理小説集」を思い出します。この濃いい濃いい世界が、私は大好き… 



文庫の表紙!↓

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『ジャイロスコープ 』伊坂幸太郎


『ジャイロスコープ 』伊坂幸太郎

助言あり〼(ます)――。スーパーの駐車場で“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。人々のささいな相談事が、驚愕の結末に繋がる「浜田青年ホントスカ」。バスジャック事件を巡る“もし、あの時……”を描く「if」。文学的挑戦を孕んだ「ギア」。洒脱な会話、軽快な文体、そして独特のユーモアが詰まった七つの伊坂ワールド。書下ろし短編「後ろの声がうるさい」収録。


不思議な風味の作品が並んだ短編集でした!

「浜田青年ホントスカ」 :駐車場、相談屋、浜田青年。
「ギア」:疾走するワゴン車、「セミンゴ」。(巨大さとシステムが不気味!)
「if」  :バスジャックと反省。相談屋!!! (このオチ、好き~♪)
「二月下旬から三月上旬」:坂本ジョンと、僕の関わり。
「一人では無理がある」 :これはクリスマスがらみのアンソロジーに収録されたものだそうで。最後の いろいろ絡んでくるネタばらし的なものが最高! わたし、この話、大好きでした❤
「彗星さんたち」:新幹線のお掃除チームの話。お仕事小説的に好きでした。最後に向かい「お?おぉ?」という感じ!
「後ろの声がうるさい」:書き下ろし。いろいろ絡んできて「ほほぅ」という感じでしたが、「で?」という気も。(すみません、好みの問題です)。


スーパーの相談屋さんに、なんとなくコレを思い出すような、出さないような。いえ全然 違うんですが!



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『陰陽師 ― 瀧夜叉姫』 夢枕獏

 
『陰陽師 ― 瀧夜叉姫』 夢枕獏

平安の都では、奇妙な出来事が次々と起きていた。巨大な蜘蛛の牽く車が姿を現わし、孕み女が、たてつづけに腹を裂かれ殺された。そんななか、顔にできた瘡が突然しゃべりだした平貞盛に晴明と博雅が呼び出される。それらは、やがて都を滅ぼす恐ろしい陰謀へと繋がって行く……。陰陽師シリーズ待望の傑作長篇。(上)

晴明と博雅は俵藤太とともに、平将門の死の謎を追ううち、将門の遺灰を盗み出した者がいたことを突き止める。事件の裏に見え隠れする将門との浅からぬ因縁。誰が、将門を復活させようとしているのか?そして、その背後に蠢く邪悪な男の正体とは?ラストまで息をつかせぬ展開と壮大なスケールで読ませる人気シリーズ長篇。(下)

このシリーズ、短編も好きですが
長編もいいですよね~

将門伝説と、安倍晴明伝説。

百鬼夜行と落とした手、
人面瘡、巨大ヘビと俵藤太。

怒涛の面白さでした!

思いが暴走してしまう感じ、
自覚のないまま別のものになってしまう感じ、
利用されてしまう感じ、切ないです…

宗教に救いを求めたはずが
変な宗教にハマっていたような感じと、少し似ているかも。

おどろおどろしい感じと
異形のものが はびこる感じ、面白さ、
鎌田敏夫『新・里見八犬伝』を思い出しました!(古っ)

どちらも、ジェットコースター的なおもしろさ!


 

映画は観ていないのですが…

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『妖琦庵夜話 花闇の来訪者』榎田ユウリ


妖琦庵夜話 花闇の来訪者』榎田ユウリ

ヒトと僅かに異なる存在、妖人。美貌と毒舌の妖人茶道家・洗足伊織は、「家族」との平穏をなにより愛していた。最近は“小豆とぎ”のマメが、食堂でボランティアを始め、心身ともに成長中だ。そんな中、伊織を慕う甲藤が、ある女を連れてきた。「私は“口裂け女”なんです」と嘆く彼女に、伊織は真実を告げる。一方、食堂の関係者が殺され、マメに容疑が。その陰に、伊織は不穏な気配を感じ…。シリーズ第6弾、書き下ろし。(文庫裏の紹介)


妖人シリーズ第6弾!

登場人物の皆さま、お久しぶりです、
お会いしたかったです~♡ という感じ(笑)

マメくんの成長が、いいですねぇ~
ほかの皆さんも、相変わらず いい感じ。

会社で、いい年をして/社会人のくせに、いじめに走る(パワハラやモラハラをする)バカは、まあ一定数いるんだろうな、と思うんですが、(滅びろ!)、それはそれとして、そのストレスを家庭に持ち込み、家庭を壊す男って、どうなのか… 男のメンツとやらで妻に言えないのって、けっこうなバカらしさだと思うので、家庭内は ちゃんと平等がいいな、と思います。私は。お互い、ちゃんと話を聞く感じで!


   

  


検索用:妖奇庵夜話

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『白い嘘』ロマン・ガリー


『白い嘘』ロマン・ガリー
A European Education / Romain Gary
Éducation européenne



夜明けの約束』のロマン・ガリの、最初に認められた長編。

二次大戦下、ポーランドのレジスタンス(対ドイツ)に加わった少年と、周囲の人々を描いた物語で、どことなく童話風なタッチなのが意外でした!

タイトルについては、

本書の原題「ヨーロッパ式教育」には、作中で語られているように、ながい伝統と多大な成果を誇る“ヨーロッパ式教育”の目標も、いざ戦争となると、勝つためには友人といえどもとっさに殺する勇気をもたせることに集約される、という皮肉がこめられているが、邦訳の題名としては堅すぎると思われるので、主人公ヤネクのせりふから「白い嘘(うそ)」をとって書名とした。


…とのこと。
(太字部分、訳者あとがきより抜粋)。





検索用メモ: ロマン・ガリ/ロマン・ガリー/ロマン・ギャリ/ロマン
ギャリー

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