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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『七つの短編 鈴木央短編集』鈴木央


『七つの短編 鈴木央短編集』鈴木央

『七つの大罪』作者の短編集。

タイトルと文庫デザインが完全に『七つの大罪』でしたが、内容はほとんど関係なし。(1本だけ、初期設定みたいなのがありました)。面白かったから いいですけど!

収録
『七つの大罪』
『迷える子羊たち!』
『迷える子羊たち!2』
『カウガール 対 空飛ぶ円盤』
『ブリザードアクセル』
『メモリー・オブ・ムーン』[前編][後編]
『無慈悲なカントリーガール』

「迷える~」は、ティーンの恋愛もの。「ブリザード~」も恋愛ですかね。プラス、フィギュアスケート。「メモリー・オブ・ムーン」は、『Ultra Red』という長編(武闘もの?)の読み切りみたいです。

個人的には『カウガール 対 空飛ぶ円盤』が好きでした。かわいい+痛快アクションSF!




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『きのう何食べた?』① よしながふみ


『きのう何食べた?』① 
よしながふみ

前々から気になっていたコチラ、読んでみました!

とりあえず第1巻。
面白かったです!

ゲイカップルの日常&こだわりの食事。

…といっても日常の食事、
しかもスーパーの特売で構成。

美容師のケンジさんと、弁護士(でケチ)のシロさんの関係が、とてもよい感じ! 周りの人々とのこと、弁護士事務所が扱う事件も、もっと読んでみたい!

食事のほうは、私はこんなに品数いらないなあ、という感じ+食事を作るのは苦じゃないですが、凝ったものを作るのは面倒なヒトなので、言うほど興味を持てず^^; ←手順がドバドバっと出てくるのと読むのが面倒な程度に、料理に興味ないので。(『美味しんぼ』くらい、作業手順を細かく切って出してくれたほうが興味が持続して読めますです)。


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『長兵衛天眼帳』山本一力


『長兵衛天眼帳』山本一力

日本橋の村田屋は創業百二十周年の老舗眼鏡屋。そのあるじの長兵衛は、すぐれた知恵と家宝の天眼鏡で謎を見通すと評判だった。ある日、目明かしの新蔵が長兵衛に助けを求めてくる。住吉町の裏店で起こった人殺しの本当の下手人を挙げるのに長兵衛の力を借りたいという。(Amazon の商品説明より)

第一話 天眼帳開き
第二話 心眼吟味

…の2話収録。

山本一力さん、日曜夜のニュース番組「バンキシャ!」に たまにコメンテーターで出ていらっしゃり、そこで「直木賞作家」と紹介されているなぁ、という認識だけで、読んだことがなかったのですが、日経の書評欄でコチラの作品のことを知り読んでみました。

面白かったです!

安政三年(1856年)1月、二十四節季・春の二番「雨水」からはじまる2つのお話。捕物帳。

日本橋室町の眼鏡店、村田屋の旦那、長兵衛。
そのあたりを受け持つ十手持ちの新蔵。上司の宮本。
浜町を受け持つ十手持ち、巳之吉。上司の小倉。

長屋で起きた殺人事件と
材木問屋の跡取りをめぐる遺言の真贋。

結末はすっきり。すかっとします。
(正義は勝つ!笑)

江戸時代が舞台の小説って、物語のテンポが速かろうが先が気になろうが、何となく「のんびり」したペースで読むのがいいですね。たぶん今より、当時は時間が「のんびり」していたと思うので、そのほうが合う感じ。読み急ぐのはもったいないというか。

そして、天眼鏡というのは、虫眼鏡、ルーペのことなんですね。(無学にして存じませんでしたemoji) Amazon にも「天眼鏡」の商品名、けっこうありました。へぇー。


↓ 江戸時代モノと言えば、このシリーズの続きを読もうかしら!


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『ヌヌ 完璧なベビーシッター』レイラ・スリマニ


『ヌヌ 完璧なベビーシッター』
レイラ・スリマニ/松本百合子・訳

パリ十区のこぢんまりしたアパルトマンで悲劇が起きた。子守りと家事を任された“ヌヌ”であるルイーズが、若き夫婦、ミリアムとポールの幼い長女と長男を殺したのだ。そしてルイーズも後を追うように自殺を図り―。子どもたちになつかれ、料理も掃除も手を抜かない完璧なヌヌに見えたルイーズがなぜ?事件の奥底に潜んでいたものとは!?2016年フランスのゴンクール賞を受賞した話題作。
(文庫裏の紹介)

女性の就業率が高いフランスで大きな需要のある「ヌヌ」。ベビーシッターより「乳母」に近いイメージでしょうか。女性の就業率が高い上、出産率も高いため、どうしても必要になる存在。安心できる&腕のいいヌヌは口コミで捜すのが一番、獲得は時に競争、と聞きます。

本作に登場するヌヌも、そんな感じで とっても評判のいい女性。しかも白人。料理も上手で、家事もやってくれる。そんな彼女が… というお話なんですが、最初に「事件」の存在が知らされるので、読んでいて すごく怖かったです! 雇い主とヌヌの感情や思惑、距離感、関係性も絡み、その平穏さが怖い! という感じ。

ロウフィールド館の惨劇』(映画版は『沈黙の女 ~ロウフィールド館の惨劇』) 的なことかな? と思ったら、そうではありませんでした。「直接の原因」は描かれていない。でも、そういう瞬間があるというのは、分かるような気がしてしまう小説でした。「魔が差す」というのでしょうか…



↓ ヌヌについて、このへんが非常に勉強になりました。(過去記事★)
 


↓ 『ロウフィールド館の惨劇』&『沈黙の女 ~ロウフィールド館の惨劇』の惨劇の引き金は、日本にいると想像しにくい「フランスの一面」でした。(ヨーロッパは、けっこうあると思います。最近は移民の絡みでも)。
 

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『山猫珈琲』上・下 湊かなえ


『山猫珈琲』 湊かなえ

好きなものは「山」と「猫」と「珈琲」。これらのお陰で怒涛の10年を乗り越えることができました。デビュー10周年初エッセイ集。特別収録/同郷のポルノグラフィティの楽曲『Aokage』をイメージした掌編小説。


「イヤミス」(読んで嫌な気分になる、後味の悪い、でも面白くて読んでしまうミステリー小説)の女王、湊かなえさんのエッセイ集。

友人に、「私は湊かなえさんのイヤミスが好きだけど、それ以上に、この方ご自身が好きなんだと思った。別世界が広がっていて驚くからぜひ読んで!」と勧められ、読んでみました。

確かに別世界でした! (って当たり前!? エッセイまでドロドロしてたら逆にびっくり。笑) そして、(またも当たり前ですが)、文章がお上手なので、おもしろい。

特に下巻の、書くこと、プロになること(およびその周辺)に関する文章が興味深かったです。第三部「デビュー前夜」とか、第二部のサイン会のこととか。

応募し入賞した脚本が収録されていたのも、とても興味深く拝読しました!

(ちなみに、このエッセイのタイトル、「山猫」「珈琲」かと思ったら、「山」「ネコ」「コーヒー」とのこと。その3つがお好きだそうで)。



↓私の中で、「小説もエッセイも大好きな作家」のツートップはコチラ。
 

↓世代的に、森瑤子さんの小説・エッセイにも、大変お世話になりました。

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『七夕の国』岩明 均


『七夕の国』岩明 均

平凡な大学生、南丸洋二。就活をひかえながら、のんびりと唯一の特技、念力による穴空けに精出す日々。だが、彼の微細な超能力ははるか、時を超え戦国の世の「丸神の里」と結びついていた!


彼女がエスパーだったころ』を読んで超能力モノが読みたくなり、検索したらコチラが面白そうだったので読んでみました☆

面白かった!

「紙に小さな穴があく」という地味な超能力を持つ平凡な大学生。その能力の本当の意味と、とある「七夕の祭り」、教授の失踪。最後は壮大な歴史伝奇SFへ。

「そのあと」が気になるぅーーーーー。

文庫版で買ったので、3巻完結でした。

どうでもいいけど、主人公のナン丸くんが『美味しんぼ』の人に見えてしかたがなかった…。こうして並べてみると、そうでもないですが。(南丸くん=ナン丸くん。いいキャラ!) 

 

作者は『寄生獣』の方なんですね。

『寄生獣』は、無料サンプルで最初のほうを読んだことがある+映画の予告を観ただけなのですが、面白そうだったので読んでみたいな。

 

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『響~小説家になる方法~』柳本光晴 ⑥~⑩


『響~小説家になる方法~』
柳本光晴 ⑥~⑩


『響』の続きを読みました。

現在、10巻まで発売。
完結してなかったー(T_T)

映画のラストが、6巻の最初くらい。
太宰の言葉を引用しての、あのセリフ、いいですよね。

何となくの印象ですが、①~⑤は「響の才能に圧倒されたり振り回される大人」が大勢出てくる印象、⑥~⑩は「響が大人の事情と戦う」印象でした。まっすぐゆえにぶつかる響。

もしかして、このマンガって、「まっすぐな少女が社会の必要悪(なり悪なり)とぶつかる話」が描きたくて、そこに説得力を与えたり注目を浴びるためのファクターとして「才能」を、特に「大人が文句を言えない」小説という才能を与えたのかな。と思ったり。

何はともあれ、大変、面白いので続きが楽しみです!

あと、白馬の王子様っぷりが だんだん空恐ろしくなってくる涼太郎の今後が気になる!


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『匿名交叉』 降田 天


『匿名交叉』 降田 天

児童向け雑誌の担当を外された編集者の楓は、娘のコスプレ衣装を自作する〈ソラパパ〉のブログに批判的なコメントを残したことから、過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、〈ソラパパ〉こと棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで粘着してきた〈色葉〉を破滅に追い込もうとする――。匿名の二人が交叉したとき、驚愕の真実が浮かび上がる! 『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。(Amazonの商品説明)

映画になっている『スマホを落としただけなのに』を図書館で借りようと思ったら長蛇の列で、では代わりに何か似たテーマのものを読んでみようと、こちらを借りてみました☆

「このミス」受賞作家さんの作品みたいですね。

面白かったです!

何となくイヤな感じの人ばかり登場するので「むむー」と思いつつ、でも面白いのでどんどん読めて、最後、つながりが犯人が分かるあたりではド・びっくり。そうきたか!

不自然さや歪みには、すべて理由がありました。
すごい。

SNS怖い!
気をつけなくてはいけないし、お子さんを持つ方は本当に心配だろうなあと思います。


作者の降田天(ふるた・てん)さんは、鮎川 颯(あゆかわ・そう)さん、萩野 瑛(はぎの・えい)さんの2人からなる作家ユニットとのこと。

作家ユニットって不思議です。
桐生 操さんも、そうですよね。どうやって書いていくのかしら。(と思ったら、降田天さんの場合、プロット担当と執筆担当の役割分担になっているみたいです。へぇー。→ ★コチラ★ )

なお、本作はもともと『彼女はもどらない』というタイトルで発表されたようです。


 

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『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介


『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介

スプーンなんて、曲がらなければよかったのに―。百匹目の猿、エスパー、オーギトミー、代替医療…人類の叡智=科学では捉えきれない超常現象を通して、人間は再発見される。進化を、科学を、未来を―人間を疑え。SFとミステリの枠を超えたエンターテインメント短編集。吉川英治文学新人賞受賞作。 (Amazonの商品説明より)


何かについて、ある人物が複数の関係者に話を聞く、インタビューする、という形式が多い短編集? と思ったら、途中で分かったのですが、インタビュアーが同じ人でした。つまり連作短編集。

「百匹目の火神」       サルの紅宝石(ホンパオシ)
「彼女がエスパーだったころ」 スプーン曲げの及川千晴
「ムイシュキンの脳髄」    オーギトミー療法
「水神計画」        水に語りかける
「薄ければ薄いほど」    ホスピスと終末医療
「沸点」          AA(匿名断酒会)とロシア

少し不思議な、科学が絡むような絡まないような科学の分野、言うなれば「えせ科学の横行を許しがち」なアレコレが登場し、私は嫌いじゃない分野なので、大変 おもしろかったです!

ただ、トーンがずっと同じなので、途中、ちょっとお休みしちゃいました。別の本を読んでから戻ったら、やっぱり、とても面白かったです。


表題になっているのが「エスパー」ですが、超能力ものっておもしろいですよね。そんなに読んでいるわけではないんですが…


  

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『響~小説家になる方法~』柳本光晴 ①~⑤


『響~小説家になる方法~』柳本光晴

とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。
編集部員の花井は、応募条件を満たさず、
ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。
封を開けると、これまで出会ったことのない
革新的な内容の小説であった。
作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・

(単行本裏の紹介文)

欅坂48、平手友梨奈さん主演で映画化された『響 -HIBIKI-』の原作マンガ。映画が面白いと伺って観にいき、なかなか面白かったのでマンガも読んでみました。

ええと、マンガの方が500倍 おもしろいです!!!!!

まあ好みかもしれませんが。

平手友梨奈さん、役にピッタリでしたし、編集者・北川景子さんはじめ、登場人物、みなさん すごくよかったんですが、それでも。

映画は、キャラクターを絞って、印象的なエピソードを抽出した感じ。マンガのほうは、響の才能に対する周囲の反応がたくさん描かれていて、時々、響が暴走する感じ。でしょうか。

とりあえず5巻まで買って読んだので、続きを読むのが楽しみです!

(現在、10巻まで発売。まだ本誌で連載中みたいです)。


↓けやき坂さん、この曲は聴いたことがあるような。


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