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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『毒草師』高田崇史



『毒草師』高田崇史

『伊勢物語』になぞらえて、<毒草師>御名形史紋(みなかたしもん)が、密室からの連続失踪事件を解き明かす!「恐ろしいのは毒草ではなくて人間です」。名家・鬼田山家で、「1つ目の鬼を見た」と言い残し、施錠された離れから家人が次々と失踪する事件が発生。さらに長男・柊也が何者かに毒殺され……。関係者全員を前に、古今東西の薬と毒に精通した<毒草師>を名乗る男・御名形史紋が、鮮やかすぎる推理を披露する! (サイトの紹介より)

軽~~~いタッチの推理もの。

面白かったんですが、タイトルになっている「毒草師」の存在が唐突というか、あまり必要性を見いだせない立ち位置で、不思議な感じ! (その割には人となりの設定が やけに奇異だし)。

…と思ったら、これ、シリーズのスピンオフなんですね。(QEDというシリーズみたいです。単行本で読んだので、文庫の表紙にある『QED Another story』という情報が入っていませんでした)。

QEDも毒草師もシリーズになっているようなので、読んでみようっと。

以下、文字がグレーの部分、ネタバレです。

見るからに(読むからに)怪しい人が、やっぱり怪しかったです。これで彼女がただのマドンナ役だったら意味不明すぎるから、まあ、よかったのかな…? 

あと、「一つ目」の真相にビックリ。
そんなことって、あるんだ!?

ところで、物語の中の「祖父母の時代」に、ちょっと混乱するワタシ… この物語の「祖父母世代」は、友達の家に「マンガ」がある。その息子(親世代)が昭和54年(1979年)に「当主」。祖父母の時代は「遙か昔ー おそらくは明治の終わりの頃」。

何を混乱しているかと言うと、「友達の家にマンガがあり、読みふけってしまって帰りが遅くなる」という状況を、すごく今っぽく感じてしまったから。今の単行本を想像してしまっていたんですが、ペラペラの、綴じた、「漫画」を想像しなきゃいけなかったんでしょうね。

っていうか、狙いなんだと思いますが、

作者は1958年生まれとのことなので、物語の中の「親世代」が、ご自身より ちょっと上、という感じなのでしょうか。


↓QEDシリーズ1作目はコレらしい。(同時に作者のデビュー作)。シリーズ、たくさんあるみたいですね!


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『ハロー・ワールド』藤井 太洋



『ハロー・ワールド』藤井 太洋

専門を持たない「何でも屋」エンジニアの文椎の武器は、ささやかなITテクニックと仕事仲間と正義感。郭瀬と汪の3人でチーム開発した、広告ブロッカーアプリ“ブランケン”が、突然インドネシア方面で爆発的に売れ出した。“ブランケン”だけが消せる広告は政府広報だ。東南アジアの島国で何が起こっているのか―。果たして彼らはとんでもない情報を掴んでしまった。文椎は、第二のエドワード・スノーデンなるか? (商品説明より)

「今より少しだけ未来」を描いた、何でしょう、ライトなSF?

短編集かと思ったら、繋がっていました。

「ハローワールド」 広告ブロッカーアプリ「ブランケン」。
「行き先は特異点」 アマゾンの配達ドローンとグーグルマップのバグ。
「五色革命」    タイのデモと、ドローン撮影。
「巨像の肩に乗って」ツイッターのクローンソフト「マストドン」。
「めぐみの雨が降る」中国とビットコイン経済。

コードを書くとかソフト開発とかITとか ぜんぜん分からないんですが、彼らが作る未来、未来を創るのは彼ら、という側面が現代には あるのかもしれず、そうであるならば、この物語に登場するような「正義感」あるエンジニアさんに、ぜひ頑張っていただきたいです。

確か、新聞の書評で面白そうと思い、読みました。
おもしろかったです!



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『図書館の魔女』高田大介

 
『図書館の魔女』高田 大介

友人から借りたコチラ、読み終わりました。
すっごい面白かったです!!!!!

鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった―。ファンタジー界を革新する大作、第45回メフィスト賞受賞作。(サイトの商品説明)

単行本だと、分厚い上下2冊。
文庫だと普通~分厚いもの4巻。

濃厚な物語世界…。

高校時代から本の貸し借りをして一緒に読んできた友人が「超おすすめ!」ということで貸してくれたんですが、ああ、彼女は こういう濃厚な物語世界が好きだよねぇ。と、つくづく。(いしいしんじ とか!)

どんどん読んでしまうんですが、どんどん読んでしまうのが もったいないような気がしたり、あとで伏線の確認に戻ることになったりしそうで、かなりゆっくり読みました。

(実は去年末に借りてお正月に読み始めていたのですが、途中、図書館に予約していた別の本を先に読んじゃったりした都合もあり、3月に入って やっと読破)。

えらく時間がかかりましたが、ものすごーく楽しめました!

続編も楽しみですemojiemojiemoji


↓続編
 

↓いしいしんじ
 

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UVレジンの本を数冊


『UVレジンだからできる大人ジュエルなアクセサリー』
-レジンのすべてがよくわかる! UVレジン、2液性レジンの使いこなし&着色ガイドつき- (a.k.b)


『UVレジンとプラバンの可愛いアクセサリー120-』
キムラプレミアム


『UVレジンで作るビジューアクセサリー』
ブティック社

     ・     ・     ・

いまさらっぽいですが、UVレジンって どんなものなんだろう? ということで…

いろいろ作ってみたくなりますemoji



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『恐怖小説 キリカ』澤村伊智


『恐怖小説 キリカ』澤村伊智

人間が一番怖い―。あなたの日常を侵食する究極のサイコ・サスペンス! ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣にはいつも支えてくれる最愛の妻。順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。やがて… (出版社の内容紹介を一部編集)。


『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』の次に、何も知らずに「怖そうかな」という理由だけで選んだのですが、そのくらいの感じ、事前情報ナシで読むのが一番、いいかもしれません。

ホラーというか、サイコ系。
うん、人間が一番、こわい…。

あと、ハエのくだりが怖かった!!


↓ 以下、グレー色部分、ネタバレ気味です。↓

冒頭、ひどく軽い感じ、プラス、体験記?エッセイ? っぽい感じで「あれ? 求めてるのと違う?」と思ったんですが、どんどん読めて面白かったです。ご自身もディスっている(笑) 3部構成も、私は好きー☆ 

作家さんや出版社が実名で出るのもすごいし、最後に〈参考・引用文献〉として、本文に登場する作品名が未発表作品として載ってるのも驚きでした。これも、実際のご友人と、その作品ってことですよね。リアル~。

また、新人賞受賞→出版のあれこれ、タイトルにまつわるアレコレなど、業界裏話(でもないのかしら?)的なものも興味深かったです。


ある意味、荒唐無稽なんですが、かつて、このブログに書いた ある小説の感想について、作家さん本人からツイッターで文句めいた反応がありビックリした身としては、「あ… あるかも…?」という感じがしてコワイ。


というわけで、読んだ方には分かる、この小説の感想は、「すっごい面白かった!」「澤村伊智さんって、すごい!」「天才!! 最高!!」です^^v


 

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『ずうのめ人形』澤村伊智


『ずうのめ人形』澤村伊智

その物語は、人を殺す――。『ぼぎわん』に続く、比嘉姉妹シリーズ第2弾!
オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ!
 (Amazonの商品説明)

『ぼぎわんが、来る』の比嘉姉妹シリーズ第2弾! ということで読んでみました。

ねえちゃんは ほとんど出てこなくて、真琴と、もう1人が絡むお話でした。(お姉さんの物語を読んでみたい!)

ホラー好きの中学生、里穂と ゆかりちゃん。
藤間と、藤間に小説を読ませる岩田。
野崎さんと真琴。
本当になってしまった都市伝説。

「貞子」は、みんな当然 知ってるよね? という前提で話が進んでいくことに、ちょっとビックリしました。ホラー小説を読む人なら、『リング』は知ってるよね? という認識? もっとも、その「小説」を懸賞に応募した際のコメント(作中のエピソード)に「既存の作品に頼る安易な姿勢が×」との選評があったので、そのあたりも、「中学生が書いた」拙さの表現なのでしょう。おもしろい。

だいぶネタバレなので色を薄くしますが、

地中から出てきて、下にいる人、みんな巻き添えって怖すぎ!

怨念のようなものを持った人が語ったり記すことで、ただの都市伝説が命を持ってしまうって、怖いような、そういうものかもしれないと納得するような。

そして、「彼女」の本質と、最終的な着地点が うすら寒くて、こわーーーいemoji



ヒドい父親が出てきました。(身勝手な母も)。
『ぼぎわん』も、イクメンを気取るバカ男が出てきましたが、この作者は、そういう「家庭内の歪み」に注目する感じなのでしょうか。この人が、母親の怨念を描いたら怖そうだ… (もうあるかしら!?)

結局、怖いのは人間、っていうことなのかしら。


 

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『閉経記』伊藤比呂美


『閉経記』伊藤比呂美

変わっていく身体、減らない体重、親の老い、夫の偏屈。更年期に次々とふりかかる事態に女たちは奮闘する。その闘いぶりは、"漢"と書いて〈おんな〉と読むにふさわしい-ぽっぽと火照るからだで日米を往復し、仕事に介護にラテン系エクササイズにと全力で走り抜けた日々。人生と格闘する多くの女たちの支持を得た、パワフルなエッセイ集。

友人から「すっごい面白かったから読んで!」と勧められ、仲間内で回しております(笑) 本書。

もともとは『婦人公論』に連載されていたエッセイで、連載時は「漢(おんな)である」というタイトルだったとのこと。

個人的には、そっちのタイトルのほうが好きかも…

更年期とか、そのあたりの年齢の女性のアレコレなんですが、そんなことばかりが書いてあるわけではなく、おばちゃんのバタバタ記という感じ?

わたし、この方の文章を拝読するの、実は初めてでして。ええと、正直に書きますと苦手なタイプの文章(*)で、最初は「ど、どうしよう… ぜったい友達に感想聞かれるから、読み終わらなきゃ…」という感じだったのですが、途中から慣れてきて面白くなってきました☆ 年齢的に、今の私のひとまわり上の話になるので、「覚悟しておきます、先輩!」という気分でしょうか。




*何が苦手って、たとえば「夫がロンドンに行っちっち」(文庫P60)とか、ごめんなさい、鳥肌が立つ… あと、いい年した女性の一人称が「あたし」なのもダメ気味でした。(個人の好みです。ホントごめんなさい)。



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『東京喰種 トーキョーグール : re』①~⑯ 石田スイ

 
『東京喰種 トーキョーグール : re』
石田スイ


友人(あるいは友人の娘ちゃん)から借りて読み終わりました!

最初、新たな登場人物の皆さんに入り込めずテンション低めに読んでいたんですが、途中から がぜん面白くなり、あとは一気。

何かもう、すごい世界になってました。

そして、そこに落ち着くのね…

(組織 vs 組織のアレコレは、何回か読み直さないと、ちゃんと理解できていない気がします)。

オリジナルのほう(「re」がつかない、最初のほう)の、あのツラいシーンにも出てきた、カネキ君の「深層の自己との対話」が好きです。ツラいですけど!




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『ぼぎわんが、来る』澤村伊智


『ぼぎわんが、来る』澤村伊智

幸せな新婚生活を送る田原秀樹のもとにやってきた、とある来訪者。そこから秀樹の周辺で様々な怪異―後輩の不審死、不気味な電話―が起こる。愛する家族を守るため秀樹は比嘉真琴という霊能力者を頼るが!? (商品説明より)

映画「が、来る」の原作。

映画館で「が、来る」の予告を何度も観て興味を持ったのですが、映像は怖そうなので原作を読んでみました。

冒頭が、ものすごく怖い!!!!!
全体的には、不可解な存在への恐怖も さることながら、人間が怖かったです。ゾゾゾ…。

そして「ぼぎわん」の語源は「ブギーマン」なんだ!? ←(ネタバレかもしれないので色を薄くしました)。へぇぇぇぇぇ。

章ごとに語り手が変わり、情報を補う構造。こういう構造、大好きなので堪能しました。また、映画のキャストを当てはめながら読んだのですが、ものすごくピッタリに感じ、とてもよかったです。

比嘉姉妹シリーズ第2弾もあるようなので、読んでみようと思います!

なお、本作は第22回日本ホラー小説大賞の大賞受賞作。過去の受賞作には『パラサイト・イブ』『ぼっけえ、きょうてえ』などがあるようです。おぉー。




  

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『可愛いままで年収1000万円』 宮本佳実


『可愛いままで年収1000万円』 宮本佳実

ゆるふわキャリアで仕事もプライベートも上手くいく。
好きなときに、好きなことを、好きなだけ!
いま、大人気のワークライフスタイリストが、週休5日、実働10時間で、年収1000万円を稼ぐ、仕事とお金の法則を大公開! (Amazonの商品説明より)


どんな感じかなーと思って読んでみました☆

名古屋在住の「ワークライフスタイリスト」さん。
ショップ販売員→OL→結婚→離婚→司会業→ショッピングアドバイザー→セミナー等開催… という感じみたいです。

稼ぐためのセミナーで最も稼げるのはセミナー開催者、というのは よく言われることですが、彼女の場合も、そういうことなのではないかと思います。それも、割と理想的な形で。(理想の姿を見せ、夢を見せる+ノウハウも伝えて、受講者は満足。規模が大きくなればハッピーな人が増え本人の収入も増えるというウィンウィンな状況なのではないかと。想像ですが)。

希望年収を設定し、それを得るためには どうすればいいか? というシンプルで現実的な考え方は全く「ゆるふわ」じゃなく、「なるほどねー」と思いました。(「自分の時間」の値付け/時間は有限なのでサービスをモノにして販売する/目標金額に応じてサービス形態や規模を変えていく、など)。

あと、とにかくポジティブなのが良いと思いました。一歩を踏み出さなきゃ何も始まらない! という考え方、好きなので。いい意味での見切り発車というか。

一人で ちまちま作業する仕事なので、たまに こういうのを読むと世界が違って楽しいですemoji


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