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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『迷宮』中村 文則


迷宮』中村 文則


胎児のように手足を丸め横たわる全裸の女。周囲には赤、白、黄、色鮮やかな無数の折鶴が螺旋を描く――。都内で発生した一家惨殺事件。現場は密室。唯一生き残った少女は、睡眠薬で昏睡状態だった。事件は迷宮入りし「折鶴事件」と呼ばれるようになる。時を経て成長した遺児が深層を口にするとき、深く沈められ ていたはずの狂気が人を闇に引き摺り込む。善悪が混濁する衝撃の長編。(Amazonの商品説明)

帯に「一家惨殺。唯一生き残った美しい少女」とあったのでミステリーかと思って買ったんですが、文学系でした。(いや、当たり前なんですが。この作者、芥川賞の方なんで)。

(ちなみに帯には小さい字で「迷宮事件の狂気に搦め取られる人間を描く衝撃の長編」ともあります)。

いやあ、面白かったです!

名前の魔力と言いますか、「折鶴事件」なんて美しい名前をつけられてしまったが故に、神秘性と引力が増してしまった気もしますね。(文庫の表紙の絵もステキ! 佐々木美穂さんという方みたいです)。

事件について、結局何だったのか分からない… じゃなく、ちゃんと解明されていたのも嬉しい。

しかし、大人になった「彼女」の描写から、美しい女性の姿が浮かび上がってこないのは なぜだろう… 

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