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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『肉体の学校』 三島 由紀夫


肉体の学校』 三島 由紀夫

裕福で自由な生活を謳歌している三人の離婚成金。映画や服飾の批評家、レストランのオーナー、ブティックの経営者と、それぞれ仕事もこなしつつ、月に一回 の例会“年増園”の話題はもっぱら男の品定め。そのうち一人元貴族の妙子がニヒルで美形のゲイ・ボーイに心底惚れこんだ…。三島由紀夫の女性観、恋愛観そ して恋のかけひきとは?
(文庫裏のあらすじ)


元華族・離婚歴あり・職業を持ち・華やかな世界を謳歌する女たち。
なんかスゴい世界です。(女3人の会、名付けて豊島園ならぬ「年増園」!!)

言葉や人名に古さはありますが、(色男の名前が「千吉」とか)、それ以外は意外と現代的というか ぜんぜん古くない。むしろ非常に70年代後半っぽいと思いました。(←それって逆に、変に古いemoji)

ものすごく、『なんとなくクリスタル』を思い出しました…。土地や店の名前、ブランド名が頻出するところとか。あるいは林真理子とか、森瑶子とか。キャンティの名前が出てこないのが不思議なくらい(笑)

ものすごく自分を傷つける相手なのに、どうしようもなく その人じゃなきゃダメな感じは、谷村志穂『ナチュラル』っぽいかも。山田詠美にも、そんな関係が出てきていたような? (思い出せない!)

あと、家でステーキを焼くくだりが、可笑しいような痛々しいような感じで面白かったです。変な見栄とか、頑張っちゃう感じとか、いつの時代も、ですねぇ。

しかし何より印象的だったのは、6月の東京で、その日は35度をこえる暑さだった、という記述があったこと。昔の東京にも そんな日があったのか!! ビックリ。

妙子の“浮気相手”トシの描写で「一度や二度の体のつながりでは言葉を崩そうとしない性質(たち)で」っていうのが いいですね☆


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