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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『沈黙の教室』折原一


沈黙の教室』折原 一

青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。何者かが不気味な恐怖新聞を発行し、つぎつぎと粛清の対象を指名していく。そして行なわれる残酷ないじめ。やがて20年がたち、クラスの同窓会の告知が新聞に載った時、報復を誓う者による大量殺人計画がひそやかに進行しはじめた!めくるめく多重構造の謎と、じわじわと忍びよる恐怖。日本推理作家協会賞長篇賞に輝くサスペンス。 (Amazonの商品説明より)


教師目線の過去・記憶喪失の男・恐怖新聞・同窓会の企画と、いろいろな要素が織り込まれて展開し面白いんですが、「沈黙の教室」と名付けられた3年A組の日々が異常すぎて、読んでいて「???」な状態になってしまいました。

誰が作っているか分からない「恐怖新聞」がこっそり配布され、黒板に「粛清」の文字が書かれるたび誰かに何かが起こる。それを恐れてか、どんよりとした雰囲気が支配する“沈黙の教室”。それをそのまま受け入れて卒業式までいっちゃう生徒たちも謎ですし、担任(前任者が精神のバランスを崩して退職し、その後任として着任)に、そのクラスの現状を教えないまま担任をさせる校長や教師たちも異常。

これ、いじめがどうの、という問題じゃなく、学校そのものに問題があるのでは… (隣が廃寺で人骨が云々という説明もありましたが、そういうことじゃなく、もっと基本的な、教育現場のあり方の問題)。

同窓会を、新聞広告で呼びかけるというのも、よく分からない…
(…と思ったら、ググってみたところ、これは今もあるようですね。へぇ~)

「粛清」というのは浅間山荘事件の連合赤軍が行って話題になったそうで、小説内では一種の流行言葉的に扱われているようなのですが、すみません、世代的に、そこから漂う怖さみたいなものがピンとこなかった…。


ぶろぐ村バナーの下に、ネタバレ感想アリです。
字を薄くしておきます。未読の方はご注意を~。

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…ええと、そんなに嫌な雰囲気で、いじめもあったクラスのことを、たった20年で「20年もたてば懐かしい思い出。いじめた側もいじめられた側も笑って話せるに違いない」と同窓会を企画する級長、バカなの…? 勉強のできるバカ? ひとの気持ちが分からない人間は、一生分からない。っていう話? …ハッ、それが最大の伏線だったのかもemoji

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