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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『失われた過去と未来の犯罪』小林 泰三



失われた過去と未来の犯罪』小林 泰三

全人類が記憶障害に陥り、長期記憶を取り外し可能な外部装置に頼るようになった世界。
心と身体がバラバラになった今、いくつもの人生(ものがたり)を覚えている、「わたし」は一体何者――? (Amazonの商品説明より)


女子高生、結城梨乃はある日、自分の記憶が10分と保たないことに気付く。
冷静な彼女は、全世界に対し、記憶を補うためメモを残すようSNSを通じて提言。
(彼女たちは「第一動者(プライムムーヴァーズ)」と呼ばれる)。

長期記憶の障害は、例えば原発といった施設でも現場の混乱を招くけれど、
高度にシステム化された施設においては意外と「現場の判断」は必要なく
システムが勝手に通常営業しちゃうし それで問題ないっていうのが、
なるほどというか面白いですね。

そして、それから幾年。
失った長期記憶を補うため、人類は身体に挿し込む「外部記憶装置」(メモリ)を開発。
それが普通になった世界における「犯罪」の数々の物語が描かれる。



人間の記憶とは… 
というか、「人間」とは、魂とは、「その人」とは何なのか。

メモリを抜いた「自分」と、抜いたメモリを指した他人の体(=自分の記憶を持つ)は
どちらが「自分」なのか。

そして、現実と「現実感」、現実と幻。

例えば能に直接 信号を送ることで感覚を再現した場合の、
現実と「非現実」の判別。

うーん、ムズカシイ。


面白いお話でした!
単純に、描かれている「犯罪」が面白いし、(そうなるよねぇ… って思えちゃったり)、
そうなったら、どうなるんだろう!? と考えるのも面白かったです^^


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コレ↓の、乗っ取られシーンを思い出しちゃいました^^



エディプスの恋人 筒井 康隆

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