忍者ブログ

すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

RSS TWITTER RssTwitter

『予告編の天使』半田 浩恵


予告編の天使』半田 浩恵

駆け出しの映画予告編制作者、坪田奈々。個性豊かな先輩たちに囲まれながら"表現"と格闘する日々。そんなある日、広告代理店のプランナー佐伯剛と口論になり、「拍手をとる予告編対決」に巻き込まれてしまった。そのうえ、作業中のPC画面に突如、なにやら物言いたげな金髪の少女が現れて!? 華やかなスクリーンの裏で繰り広げられるファンタジックで心揺さぶられる裏方情熱物語。
(Amazonの商品説明より)

予告編制作会社に勤める若い女性のお話です。

作者の方は元・広告会社勤務のコピーライター。今はフリーランスでご活躍で、映画のコピーをたくさん手がけていらっしゃる方だそうです。(著者略歴より)。

そして、作品中で主人公が制作しているコピーは、ご本人が実際に手がけたものとのこと。(あとがきより)。そうなんだ! そう思うと、面白さもひとしおですね☆

「予告編の天使って何なのか?」ということと、
「主人公は拍手が出る予告を作れるのか?」というテーマ(?)を追いつつ、映画が公開されるまでのアレコレが登場し、業界ものとして面白い内容でしたemoji

映画における音の役割について語られたり、
映画に関わる人たちの映画への愛なども いい感じ。

GAGAさん、ワーナーさんなど、実名が出てくるのもワクワクしますemoji

ちょっと哀しく思ったこと。

映画を何度も観ることで気づくことがある、という流れのなかで「気がつくとすれば、このフィルムを編集した人間。そして、何度も目を通すことになる予告制作者だけだ」という記述があり、ああ、映画の公開に関わる人たちの中で、字幕翻訳者・映像翻訳者の存在感って本当に希薄なんだなあemoji と思ってしまいました。“予告で使う画を抜くために観る”どころじゃなく、全編を何度も観るんですが。翻訳者って。(まあ逆に、全体を観るから、ある特定のカットだけを繰り返し観る確率は低いかもしれませんが)。

あと、描かれている予告編制作者さんが配給さんと完全に平等で、「すごい!」と思いました(笑)。私のような下っ端関係者は、試写なんかあったら、もう身を小さくして恐縮して存在している感じなので。(「字幕翻訳家さん」になると違うのかもしれませんが!)。


「マダ上へ行ク」
「キミモ上へ行ク」

   (本文より、先輩・千里さんの言葉)


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

映画予告といえば! → 


作者の半田浩恵さんがコピーを手がけた作品の一部!
   ↓ 
  

  

映画は予告篇が面白い

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

拍手[0回]

PR
Comment
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。