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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『プラージュ』誉田哲也


『プラージュ』誉田哲也

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。気晴らしに出掛けた店で、勧められるままに覚醒剤を使用し、逮捕される。仕事も友達も住む場所も一瞬にして失った貴生が見つけたのは、「家賃5万円、掃除交代制、仕切りはカーテンのみ、ただし美味しい食事付き」のシェアハウスだった。だが、住人達はなんだか訳ありばかりのようで…。(Amazonの商品説明より)


シェアハウス「プラージュ」の住人と、彼らを取りまく人々。

殺人者A(Bの殺害容疑で実刑判決を受けるも、C子の証言撤回により無罪に)の事件を気にする記者。

この2つが、パラレルに登場。

濃いぃ誉田哲也ワールドが好きな身としては、全体的にトーンが軽い印象でした。いえ、テーマも、それぞれに背負っているものも十分に重いんですが、何だろう、登場人物が全体的に「いい人」なので、そういう意味でドロドロがないというか。(多少のドロドロはあるし痛いシーンもありますが… うーん、難しい!)

ネタバレしない程度に、住人のメモ。

吉村貴生: 覚醒剤使用で執行猶予中。
朝田潤子: シェアハウス経営者。父のギター。
小池美羽: 表情に乏しい元不良。
矢部紫織: (元)恋人はコカインの売人、冨樫。
中原道彦: 飲食店勤務→逮捕→古着ショップ。
加藤友樹: 小学校からの腐れ縁、重明。
野口彰 : 朝から出かけることが多い。

犯罪を犯し、その後、罪を償ったものの、世間の冷たい目や偏見にさらされる住人たち。

犯罪は犯罪だし、再犯への警戒があることも分かる。でも真摯に罪を償って やり直したい人にとって社会は冷たすぎ、チャンスがなさすぎる。その現実を読みやすい形で提示している小説ように思いました。

それを考えると、読み手を選ぶ超ブラック誉田哲也ワールドより、こんな感じの「やや軽」がいいのかもしれません。

ドラマにもなりましたしね!

(って、いや、『ジウ』や『ストロベリーナイト』もドラマ/映画になりましたけど…)



  

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