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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『恐怖小説 キリカ』澤村伊智


『恐怖小説 キリカ』澤村伊智

人間が一番怖い―。あなたの日常を侵食する究極のサイコ・サスペンス! ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣にはいつも支えてくれる最愛の妻。順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。やがて… (出版社の内容紹介を一部編集)。


『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』の次に、何も知らずに「怖そうかな」という理由だけで選んだのですが、そのくらいの感じ、事前情報ナシで読むのが一番、いいかもしれません。

ホラーというか、サイコ系。
うん、人間が一番、こわい…。

あと、ハエのくだりが怖かった!!


↓ 以下、グレー色部分、ネタバレ気味です。↓

冒頭、ひどく軽い感じ、プラス、体験記?エッセイ? っぽい感じで「あれ? 求めてるのと違う?」と思ったんですが、どんどん読めて面白かったです。ご自身もディスっている(笑) 3部構成も、私は好きー☆ 

作家さんや出版社が実名で出るのもすごいし、最後に〈参考・引用文献〉として、本文に登場する作品名が未発表作品として載ってるのも驚きでした。これも、実際のご友人と、その作品ってことですよね。リアル~。

また、新人賞受賞→出版のあれこれ、タイトルにまつわるアレコレなど、業界裏話(でもないのかしら?)的なものも興味深かったです。


ある意味、荒唐無稽なんですが、かつて、このブログに書いた ある小説の感想について、作家さん本人からツイッターで文句めいた反応がありビックリした身としては、「あ… あるかも…?」という感じがしてコワイ。


というわけで、読んだ方には分かる、この小説の感想は、「すっごい面白かった!」「澤村伊智さんって、すごい!」「天才!! 最高!!」です^^v


 

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『ずうのめ人形』澤村伊智


『ずうのめ人形』澤村伊智

その物語は、人を殺す――。『ぼぎわん』に続く、比嘉姉妹シリーズ第2弾!
オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ!
 (Amazonの商品説明)

『ぼぎわんが、来る』の比嘉姉妹シリーズ第2弾! ということで読んでみました。

ねえちゃんは ほとんど出てこなくて、真琴と、もう1人が絡むお話でした。(お姉さんの物語を読んでみたい!)

ホラー好きの中学生、里穂と ゆかりちゃん。
藤間と、藤間に小説を読ませる岩田。
野崎さんと真琴。
本当になってしまった都市伝説。

「貞子」は、みんな当然 知ってるよね? という前提で話が進んでいくことに、ちょっとビックリしました。ホラー小説を読む人なら、『リング』は知ってるよね? という認識? もっとも、その「小説」を懸賞に応募した際のコメント(作中のエピソード)に「既存の作品に頼る安易な姿勢が×」との選評があったので、そのあたりも、「中学生が書いた」拙さの表現なのでしょう。おもしろい。

だいぶネタバレなので色を薄くしますが、

地中から出てきて、下にいる人、みんな巻き添えって怖すぎ!

怨念のようなものを持った人が語ったり記すことで、ただの都市伝説が命を持ってしまうって、怖いような、そういうものかもしれないと納得するような。

そして、「彼女」の本質と、最終的な着地点が うすら寒くて、こわーーーいemoji



ヒドい父親が出てきました。(身勝手な母も)。
『ぼぎわん』も、イクメンを気取るバカ男が出てきましたが、この作者は、そういう「家庭内の歪み」に注目する感じなのでしょうか。この人が、母親の怨念を描いたら怖そうだ… (もうあるかしら!?)

結局、怖いのは人間、っていうことなのかしら。


 

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『ぼぎわんが、来る』澤村伊智


『ぼぎわんが、来る』澤村伊智

幸せな新婚生活を送る田原秀樹のもとにやってきた、とある来訪者。そこから秀樹の周辺で様々な怪異―後輩の不審死、不気味な電話―が起こる。愛する家族を守るため秀樹は比嘉真琴という霊能力者を頼るが!? (商品説明より)

映画「が、来る」の原作。

映画館で「が、来る」の予告を何度も観て興味を持ったのですが、映像は怖そうなので原作を読んでみました。

冒頭が、ものすごく怖い!!!!!
全体的には、不可解な存在への恐怖も さることながら、人間が怖かったです。ゾゾゾ…。

そして「ぼぎわん」の語源は「ブギーマン」なんだ!? ←(ネタバレかもしれないので色を薄くしました)。へぇぇぇぇぇ。

章ごとに語り手が変わり、情報を補う構造。こういう構造、大好きなので堪能しました。また、映画のキャストを当てはめながら読んだのですが、ものすごくピッタリに感じ、とてもよかったです。

比嘉姉妹シリーズ第2弾もあるようなので、読んでみようと思います!

なお、本作は第22回日本ホラー小説大賞の大賞受賞作。過去の受賞作には『パラサイト・イブ』『ぼっけえ、きょうてえ』などがあるようです。おぉー。




  

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『優しいおとな』桐野夏生


『優しいおとな』桐野夏生

福祉システムが破綻した日本。スラム化したかつての繁華街“シブヤ”の野宿者・イオンは、闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れる。NGO「ストリートチルドレンを助ける会」、女性ホームレス集団「マムズ」…彼の「優しいおとな」はどこにいるのか。桐野夏生が描く、希望なき世界のその先とは。 (文庫裏の紹介)

地下鉄が完全自動運転になり、渋谷の駅前からハチ公がいなくなった時代… たぶん近未来? の「渋谷」で生きる、ホームレス少年イオンの物語。助け合う集団から距離を置いて一人で生き、難しい漢字は読めないけれどマンガを愛し、昔、知っていた年上の少年との再会に焦がれる少年。

「おとなは三種類だ。優しいか、優しくないか、どっちつかずか。優しいおとなは滅多にいない。やさしくないおとなからは、すぐ逃げろ。でも一番僕たちを苦しめるのは、どっちつかずのやつらだ。しかも、そいつらは数が多い。絶対に信用するな」(本文より)

渋谷の「地上」を捨ててアンダーグラウンドに入り、そして… という冒険譚的な流れもあり、ぐいぐい引き込まれました。

主人公イオンの過去が最後のほうで分かるんですが、その真相にもビックリ。

舞台は近未来の「渋谷」ですが、「今」と重なる部分もたくさんあるんじゃないかと思います。(人との関わりの、いろいろ壊れている感じとか…)

解説(雨宮処凛さん)によると、日本の若年ホームレスは児童養護施設出身者が多いんだそうです。そこを出たとたんに、むき出しで社会に放り出される。

本作では、「児セン(児童保護センター)」のヒドさの描写が登場しています。(今の、養護老人ホームの虐待のニュースなんかを考えると、ぜんぜん ありえる気がして恐ろしい)。

有川浩『明日の子供たち』と合わせて、若い人たちに読んでもらいたいかも。





↓ストリートチルドレンで、これも思い出しました…

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『約束の冬』宮本輝

 
『約束の冬』宮本輝

(上) 十年前、留美子は見知らぬ少年から手紙を渡される。「十年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」。いったいなぜこんな身勝手なことを?東京、軽井沢、総社、北海道……。さまざまな出会いと別れ、運命の転変の中で、はたして約束は果たされるのか?

(下) 壊されたパテックの懐中時計の持ち主を探す桂二郎の前に、妖艶な中国女性が現われる。そしてもう一人、桂二郎を訪ねてきた若い女性は、昔別れた恋人の娘だった。一方、留美子は謎の手紙の主について、次第に手がかりを得ていく―。人は何を拠り所にして生きていくのかを問う、宮本文学の新しい傑作。

(文庫裏の紹介)



何人かの人たちの、人生の一時期、の物語。

あとがきに、「日本という国の民度がひどく低下していると感じる幾つかの具体的な事例に遭遇することがあ」り、そこで この小説には「このような人が自分の近くにいてくれればと思える人物だけをばらまい」た、とありました。(「」内、引用です)。

ああ、なんか分かる気がします。

古きよき日本の、理想的な「おとな」や「おとな予備軍の若者」が散りばめられている感じ。精神的にも経済的にも余裕があって、ものを知っていて、周囲に優しいおとな。今はお金があるとは言えない若者も、理想のために頑張ったり、高望みしない部分で楽しく生きている。心がすこやかな人たち。

圭一郎の「理想おじさま」感、まるでおとぎ話のよう! (映画『マイ・インターン』でデニーロが演じている“シニア・インターン”も、「理想のおじさま」だなあと思います)。

女性たちも、(この作者では いつもそう感じますが)、男性の理想形?と思うような、美人で芯が強く、でも女性らしくて思慮深い人たちばかり。

(ちょっとダメ、な人や謎の人物も登場しますが!)


宮本輝さんの文章、好きなので、上下巻、長く楽しめて嬉しかったですemoji






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『バック・ステージ』芦沢 央


『バック・ステージ』芦沢 央

新入社員の松尾はある晩会社で、先輩の康子がパワハラ上司の不正の証拠を探す場面に遭遇するが、なぜかそのまま片棒を担がされることになる。翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。その周辺で4つの事件が同時多発的に起き、勘違いとトラブルが次々発生する。バラバラだった事件のピースは、松尾と康子のおかしな行動によって繋がっていき…。(Amazonの商品説明より)

『罪の余白』が面白かったので、こちらも読んでみました。

図書館の棚にあったものから勘で選んだので、内容もあらすじも全く知らない状態での読書でしたが、大変 面白かったです。一気読みしました。群像劇とか連作短編集とか好きですし!

序幕
第一幕 息子の親友
第二幕 始まるまで、あと五分
第三幕 舞台裏の覚悟
第四幕 千賀雅子にはかなわない
終幕

序幕と終幕は、社会人1年目の松尾と康子さん、次長の澤口と部下の玉ノ井愛美の話。(序章を読んでお仕事小説かと思ったら、挟まれている第1~4幕は、会社 関係ありませんでしたemoji)

「息子の親友」:小学生兄弟と母の思い。あるいは思い込み。
「始まるまで、あと五分」:ファンタジー小説好きの奥田と、美女「伊藤」。
「舞台裏の覚悟」:演出家・嶋田ソウの舞台初日と脅迫状。
「千賀雅子にはかなわない」:嶋田ソウの舞台に出る老女優とゲネプロの録画。

図書館や、劇場の周辺で すれちがう。

ちょっと強引に思える展開もありましたが、(特に通帳とカバン)、まあ、そのあたりはね、という感じで。

何より、(ネタバレなので、キモチだけ、文字色薄くします→)、勧善懲悪で終わるのが良いです♪ スッキリしました!

ランドセルの色に、自然に黒を選べるタイプの「変わった人」をうらやむ、という感覚、いい表現だな~ と思いました。「人と違うと思われたいし、人からどう思われるか気にしない人だと思われたい」という康子さん。自意識との葛藤、折り合い。共感!


次は何を読もうかな!

別の作家の本を何冊か、図書館から借りてあるので、それが終わったら また読んでみようと思います^^

 

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『罪の余白』芦沢 央


『罪の余白』芦沢 央

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。「全然悩んでいるようには見えなかった」。クラスメートからの手紙を受け取った安藤の心に、娘が死を選んだ本当の理由を知りたい、という思いが強く芽生える。安藤の家を弔問に訪れた少女、娘の日記を探す安藤。二人が出遭った時、悪魔の心が蠢き出す…。女子高生達の罪深い遊戯、娘を思う父の暴走する心を、サスペンスフルに描く!
(Amazonの商品説明)

書店で平積みの文庫本を見かけ、帯のコピーに惹かれて読んでみました。

すっごい面白かったです!

あとで知ったんですが、これがデビュー作なんですね。
巻末に選者のことばもついていて興味深かったです。

アイドル並みの美少女・咲。
自信のない地味タイプ、咲だけが頼りの真帆。
2人を「りっちゃん」「まぽりん」と呼ぶ、加奈。

父親の安藤。
自身、アスペルガー症候群を疑うが、脳機能検査は陰性、の早苗。

最後に部屋に入ってくる人のくだりは、ただ場(小説としての)を盛り上げるためだけ??? というのが、気になると言えば気になるところでしょうか。

「ベタ」という闘魚がでてきて、興味深かったです。

あと、加奈のモノローグに「違うのに」という言葉があったのは、「自殺じゃない」という意味ですよね。いじめは存在した。(ですよね?!)



↓魚が出てくる小説で思い出すのは…

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『長兵衛天眼帳』山本一力


『長兵衛天眼帳』山本一力

日本橋の村田屋は創業百二十周年の老舗眼鏡屋。そのあるじの長兵衛は、すぐれた知恵と家宝の天眼鏡で謎を見通すと評判だった。ある日、目明かしの新蔵が長兵衛に助けを求めてくる。住吉町の裏店で起こった人殺しの本当の下手人を挙げるのに長兵衛の力を借りたいという。(Amazon の商品説明より)

第一話 天眼帳開き
第二話 心眼吟味

…の2話収録。

山本一力さん、日曜夜のニュース番組「バンキシャ!」に たまにコメンテーターで出ていらっしゃり、そこで「直木賞作家」と紹介されているなぁ、という認識だけで、読んだことがなかったのですが、日経の書評欄でコチラの作品のことを知り読んでみました。

面白かったです!

安政三年(1856年)1月、二十四節季・春の二番「雨水」からはじまる2つのお話。捕物帳。

日本橋室町の眼鏡店、村田屋の旦那、長兵衛。
そのあたりを受け持つ十手持ちの新蔵。上司の宮本。
浜町を受け持つ十手持ち、巳之吉。上司の小倉。

長屋で起きた殺人事件と
材木問屋の跡取りをめぐる遺言の真贋。

結末はすっきり。すかっとします。
(正義は勝つ!笑)

江戸時代が舞台の小説って、物語のテンポが速かろうが先が気になろうが、何となく「のんびり」したペースで読むのがいいですね。たぶん今より、当時は時間が「のんびり」していたと思うので、そのほうが合う感じ。読み急ぐのはもったいないというか。

そして、天眼鏡というのは、虫眼鏡、ルーペのことなんですね。(無学にして存じませんでしたemoji) Amazon にも「天眼鏡」の商品名、けっこうありました。へぇー。


↓ 江戸時代モノと言えば、このシリーズの続きを読もうかしら!


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『匿名交叉』 降田 天


『匿名交叉』 降田 天

児童向け雑誌の担当を外された編集者の楓は、娘のコスプレ衣装を自作する〈ソラパパ〉のブログに批判的なコメントを残したことから、過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、〈ソラパパ〉こと棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで粘着してきた〈色葉〉を破滅に追い込もうとする――。匿名の二人が交叉したとき、驚愕の真実が浮かび上がる! 『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。(Amazonの商品説明)

映画になっている『スマホを落としただけなのに』を図書館で借りようと思ったら長蛇の列で、では代わりに何か似たテーマのものを読んでみようと、こちらを借りてみました☆

「このミス」受賞作家さんの作品みたいですね。

面白かったです!

何となくイヤな感じの人ばかり登場するので「むむー」と思いつつ、でも面白いのでどんどん読めて、最後、つながりが犯人が分かるあたりではド・びっくり。そうきたか!

不自然さや歪みには、すべて理由がありました。
すごい。

SNS怖い!
気をつけなくてはいけないし、お子さんを持つ方は本当に心配だろうなあと思います。


作者の降田天(ふるた・てん)さんは、鮎川 颯(あゆかわ・そう)さん、萩野 瑛(はぎの・えい)さんの2人からなる作家ユニットとのこと。

作家ユニットって不思議です。
桐生 操さんも、そうですよね。どうやって書いていくのかしら。(と思ったら、降田天さんの場合、プロット担当と執筆担当の役割分担になっているみたいです。へぇー。→ ★コチラ★ )

なお、本作はもともと『彼女はもどらない』というタイトルで発表されたようです。


 

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『プラージュ』誉田哲也


『プラージュ』誉田哲也

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。気晴らしに出掛けた店で、勧められるままに覚醒剤を使用し、逮捕される。仕事も友達も住む場所も一瞬にして失った貴生が見つけたのは、「家賃5万円、掃除交代制、仕切りはカーテンのみ、ただし美味しい食事付き」のシェアハウスだった。だが、住人達はなんだか訳ありばかりのようで…。(Amazonの商品説明より)


シェアハウス「プラージュ」の住人と、彼らを取りまく人々。

殺人者A(Bの殺害容疑で実刑判決を受けるも、C子の証言撤回により無罪に)の事件を気にする記者。

この2つが、パラレルに登場。

濃いぃ誉田哲也ワールドが好きな身としては、全体的にトーンが軽い印象でした。いえ、テーマも、それぞれに背負っているものも十分に重いんですが、何だろう、登場人物が全体的に「いい人」なので、そういう意味でドロドロがないというか。(多少のドロドロはあるし痛いシーンもありますが… うーん、難しい!)

ネタバレしない程度に、住人のメモ。

吉村貴生: 覚醒剤使用で執行猶予中。
朝田潤子: シェアハウス経営者。父のギター。
小池美羽: 表情に乏しい元不良。
矢部紫織: (元)恋人はコカインの売人、冨樫。
中原道彦: 飲食店勤務→逮捕→古着ショップ。
加藤友樹: 小学校からの腐れ縁、重明。
野口彰 : 朝から出かけることが多い。

犯罪を犯し、その後、罪を償ったものの、世間の冷たい目や偏見にさらされる住人たち。

犯罪は犯罪だし、再犯への警戒があることも分かる。でも真摯に罪を償って やり直したい人にとって社会は冷たすぎ、チャンスがなさすぎる。その現実を読みやすい形で提示している小説ように思いました。

それを考えると、読み手を選ぶ超ブラック誉田哲也ワールドより、こんな感じの「やや軽」がいいのかもしれません。

ドラマにもなりましたしね!

(って、いや、『ジウ』や『ストロベリーナイト』もドラマ/映画になりましたけど…)



  

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