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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『花散らしの雨』高田 郁


『花散らしの雨 みをつくし料理帖』高田郁

元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、ふきという少女を下足番として雇い入れた。早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼を寄せていく澪。だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、澪の創作したはずの料理と全く同じものが「つる家」よりも先に供されているという。はじめは偶然とやり過ごすも、さらに考案した料理も先を越されてしまう。度重なる偶然に不安を感じた澪はある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい―――。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第二弾!
(文庫裏の紹介)

「みをつくし料理帖」シリーズの第2巻!

【収録】
俎箸(まないたばし)から ーほろにが蕗ご飯
花散らしの雨 ーこぼれ梅
一粒符 ーなめらか葛饅頭
銀菊 ー忍び瓜

【自分のためのメモ】
①雪の下の精進揚げ、三つ葉尽くし、下足番の「ふき」。
②白味醂と、あさひ太夫。扇屋、又次。
③太一のおたふく、おりょうさん登場。
④タコと胡瓜、ナス、白瓜。伊勢屋の「美緒」さん。

このシリーズは料理が本当に美味しそうです。
三つ葉尽し、食べてみたい!

「こぼれ梅」も、とっても食してみたいです。
味醂を作った時の搾り粕なんだとか。私、酒粕が大好きなので、これも好きそう♡

キュウリの小口切りのこと(切り口が葵のご紋に似ているから江戸のお侍には御法度)は、知っていました。なぜならパタリロに出てきたから!

店の場所が変わり、見守る人として戯作者・清右衛門が登場。
小松原への恋心の行方も気になるー。

↓シリーズ①はコレ


↓次はコレ!





「闇の料理人」にキュウリの話^^v


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『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介


『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介

スプーンなんて、曲がらなければよかったのに―。百匹目の猿、エスパー、オーギトミー、代替医療…人類の叡智=科学では捉えきれない超常現象を通して、人間は再発見される。進化を、科学を、未来を―人間を疑え。SFとミステリの枠を超えたエンターテインメント短編集。吉川英治文学新人賞受賞作。 (Amazonの商品説明より)


何かについて、ある人物が複数の関係者に話を聞く、インタビューする、という形式が多い短編集? と思ったら、途中で分かったのですが、インタビュアーが同じ人でした。つまり連作短編集。

「百匹目の火神」       サルの紅宝石(ホンパオシ)
「彼女がエスパーだったころ」 スプーン曲げの及川千晴
「ムイシュキンの脳髄」    オーギトミー療法
「水神計画」        水に語りかける
「薄ければ薄いほど」    ホスピスと終末医療
「沸点」          AA(匿名断酒会)とロシア

少し不思議な、科学が絡むような絡まないような科学の分野、言うなれば「えせ科学の横行を許しがち」なアレコレが登場し、私は嫌いじゃない分野なので、大変 おもしろかったです!

ただ、トーンがずっと同じなので、途中、ちょっとお休みしちゃいました。別の本を読んでから戻ったら、やっぱり、とても面白かったです。


表題になっているのが「エスパー」ですが、超能力ものっておもしろいですよね。そんなに読んでいるわけではないんですが…


  

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『ハケンアニメ!』辻村深月


『ハケンアニメ!』辻村深月

「どうして、アニメ業界に入ったんですか?」
男も女もない過酷な現場で、
目の前の仕事に打ち込むプロたちが、
追い求めるものはいったい何なのか?
監督・プロデューサー・声優・アニメーターたちが登場。
辻村深月が紡ぎ出す最高に刺激的なお仕事小説!


お仕事小説も辻村深月さんも大好きなので、
大変 楽しめました!

アニメの制作現場のお話。

第一章 王子と猛獣使い
第二章 女王様と風見鶏
第三章 軍隊アリと公務員
最終章 この世はサーカス

1)プロデューサー有科香屋子と監督・王子千晴。『運命線線リデルライト』
2)斉藤瞳 監督と、トウケイ動画・行城 理。『サバク(サウンドバック 奏の石)』
3)アニメーター並澤和奈と、観光課・宗森。選永市。聖地巡礼。

そのほかのキーパーソン: 作家のチヨダ・コーキ、ブルト (ブルー・オープン・トイ)の逢里、など。

よく耳にしますが、邦画アニメのアフレコって、本当に「絵がない」状態で声を入れるらしいですよね。ふしぎー。


↓こんな小説もありました!

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『花妖譚』司馬 遼太郎



花妖譚』司馬 遼太郎

清の八十翁・松齢(しょうれい)の庭に突如咲いた一茎の黒い花。不吉の前兆を断たんとしたその時に現われたのは(黒色の牡丹)。人間稼業から脱し、仙人として生きる修行を続ける小角(おづぬ)がついに到達した夢幻の世界とは(睡蓮)。作家「司馬遼太郎」となる前の新聞記者時代に書かれた、妖しくて物悲しい、花にまつわる十篇の幻想小説。(文庫裏の紹介)

司馬遼太郎氏が、作家活動の最初期に、本名の福田定一名義で書いた短編十編。未生流家元出版部から発行されていた月刊機関誌「未生」に、ほぼ隔月ペースで掲載されていたとのことです。(菅野昭正氏の解説より)。

旦那くんが司馬遼太郎 好きで、ほぼ全部読んでいるんですが、これは読んだことあるまいと思い、図書館から借りてきました☆

花をテーマにした幻想小説。かなり軽め。ですが、司馬遼太郎の文章って、軽い話でも硬質ですよねー。


【収録作品&自分のためのメモ】

森の美少年           :ナルキソスの話。
チューリップの城主       :播磨国三木城の城主、別所長治。
黒色の牡丹           :怪異譚を収集する老人。
烏江(うこう)の月 謡曲「項羽」より:ケシの花の丘。
匂い沼   :宋の書生、子青。沈丁花。
睡蓮    :役(えん)ノ行者、小角(おづの)。血統は出雲族である。
菊の典侍  :「芳野襍記(よしのざっき)」、南北朝時代。
白椿    :幻術を自得した塩売長治郎と「しず」さん。
サフラン  :アラビアの砂漠、無道時代。(コーランによる統一の前)。
蒙古桜   :西暦1240年、ジンギス汗の子、大汗オゴタイの時代。


ええと、「蒙古桜」に出てくるサラの、桜草を生かそうとしての行動、あれはどうなのか… ロマンなんでしょうか? (男性が考えるロマンっぽいなあ)。…っていうか、単純に、痛そうemoji


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↓何となく、「花」つながりで…
  

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『光の帝国 常野物語』恩田陸


光の帝国 常野物語』恩田陸

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから――「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか? 不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。
(文庫裏の紹介)


2017年、最後に読んだ本になりました。
すばらしい作品で1年を締めくくれて幸せです!

本書、存在は以前から知っていたものの、サブタイトルから柳田国男を連想し、(もちろん、意識しての世界観でありタイトルなんですが)、何となく堅そう? 難しそう? と思っしまっていたんですが、実際は全然そんなことなくて、読みやすくて面白く、愛と現代への警鐘に満ちた、そして美しい物語たちでした。


【収録&自分のためのメモ】

大きな引き出し :「しまう」一家、光紀と記実子の姉弟。
二つの茶碗   :三宅篤(あつし)と小料理屋、美耶子。
達磨山への道  :神隠しの山、泰彦と克也、藍子、「たかはあつみ」。
オセロ・ゲーム :拝島暎子。「裏返す」。
手紙      :寺崎の書簡、「ツル先生」。
光の帝国    :ツル先生の分教場。
歴史の時間   :亜希子と春田記実子。雨の校庭。
草取り     :ビルや人の「草」。
黒い塔     :亜希子を襲う毎晩の悪夢。里帰り
国道を降りて… :川添律と、恋人の岬。フルートとチェロ。


「国道を降りて…」の最後、泣けました…

私は、少しずつどこかが繋がっている「連作短編集」という形式が大好きなのですが、本作は、そんな連作短編集でありながら、さらに全部の話の雰囲気がかなり違っていて面白かったです。

続編もあるようなので読んでみようっと♪
(特に、「裏返す」話の前後や裏を、もっと知りたい!)

解説は久美沙織さん。(なつかしい!)

作者が「あとがき」に書いていらっしゃる、影響を受けたというゼナ・ヘンダースン「ピープル」シリーズも読んでみたいです。


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『少女ノイズ』三雲岳斗



『少女ノイズ』三雲岳斗

欠落した記憶を抱え、殺人現場の写真に執着を持つ青年と、心を閉ざして、理想的な優等生を演じつづける孤独な少女。進学塾の屋上で出会った二人が見つめる恐ろしくも哀しい事件の真実とは何か?そして、少女のつけた巨大なヘッドフォンのコードは、どこにつながるのか?冷徹なまでに美しい本格の論理で解かれる最大の謎は、エンドロールのあとの二人の未来―。
(文庫裏の解説)

並ぶ背表紙の中からタイトルで選んでみたら、表紙がアニメ系でした! (別に構いませんが…)

解説の有川浩さんが「ミステリ部分、ぶっちゃけどうでもいい。『少女ノイズ』は彼と彼女が出会い、求め合う、ただそれだけの恋の物語だ」と書いておられますが、本当に、そんな感じ。

スカ君と梨夏さん(皆瀬梨夏)のミステリかと思ったら、スカ君と、バイト先の進学塾と、斎宮 瞑(いつきのみや・めい)の恋物語。あるいは少女礼賛物語?

軽~いですが、それなりに楽しめました☆

てゆーか、最後の、この甘酸っぱい終わり方、何なのーーーemoji (笑)


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著者は、元々ファンタジー系の方なんでしょうか。
 

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『高丘親王航海記』渋澤龍彦


高丘親王航海記』渋澤龍彦

貞観七(865)年正月、高丘親王は唐の広州から海路天竺へ向った。幼時から父・平城帝の寵姫・藤原薬子に天竺への夢を吹きこまれた親王は、エクゾティシズムの徒と化していたのだ。占城、真臘、魔海を経て一路天竺へ。鳥の下半身をした女、良い夢を食すると芳香を放つ糞をたれる獏、塔ほど高い蟻塚、蜜人、犬頭人の国など、怪奇と幻想の世界を遍歴した親王が、旅に病んで考えたことは…。遺作となった読売文学賞受賞作。(文庫裏の解説)

いやあー、ステキでした!
堪能しましたemoji

渋澤龍彦の小説、好きなんですよね。
今回、渋澤龍彦が残した小説は少ないということを、解説で初めて知りましたが… (唯一の長編である本書『高丘親王航海記』と、4冊の短編集『犬狼物語』『唐草物語』『ねむり姫』『うつろ舟』の計5冊のみとのこと)。そうなんだ! 私は『ねむり姫』と『うつろ舟』を読んでいました。

ちなみに、マイ・ファースト・澁澤龍彦は、確か『世界悪女物語』。「ルクレチア・ボルジア、エリザベト・バートリなど、史上名高い悪女たちの魔性にみいられた悪虐非道の生涯を物語りながら、女の本性、悪の本質を浮き彫りにするベストセラー・エッセイ集」です。(Amazonの商品説明より)。いっとき、そういうのが好きで、よく読んでいたんですよね…。


  

確か↓このへんも読んだような。


『悪女物語』よりサガンの『ボルジア家~』が先だったかも?


これ↓も、いつか観たいと思いつつ…

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『深追い』 横山 秀夫


『深追い』 横山 秀夫

不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長……。三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集――。 (文庫裏の解説)

そういえば最近、警察小説を読んでいなかったので、手にとってみました。
「三ッ鐘警察署」の警官たちが登場する、軽めの短編集です。
何かを抱えていたり、何かを捨てられない、ノンキャリアの人たちの物語。

内容メモ。

「深追い」:独身の警官、秋葉。昔付き合った女の夫が死んだ。
      故人のポケベルに入るメッセージ。交通機動隊時代の「深追い」事故。
「又聞き」:鑑識係の三枝。昔の海の事故。助けてくれた3人の若者。
「引き継ぎ」: 刑事課の尾花。引退宣言をした「岩政」、父のライバルだった専門官。
「訳あり」:若きキャリア組の不祥事(?)と、警官を夢見る警備員。
「締め出し」: 少年グループ「イエローギャング」と、元・交通警察官の老人。
「仕返し」:私立青桐学園、ホームレスの死、いじめの真実。
「人ごと」:会計課の西脇。花好きの老人と忘れ物、タワーマンション。


会計課の人というのは、警官じゃなく一般職員なんですね-。

「締め出し」三田村くんの、「計画」のその後が気になる!
同じく「締め出し」の元・交通警察官、唐沢さんのプロ意識がカッコよすぎる~


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↓これ、ドラマのやつでしょうか。読んでみようかな!

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『陰陽師 天鼓ノ巻』夢枕獏


『陰陽師 天鼓ノ巻』 夢枕 獏

盲目の琵琶法師、蝉丸は美しくも怖ろしい女に取り憑かれていた。空ざまに逆立つ髪、睨むよう見つめる眼──その異様なる気配を感じながらも、蝉丸は敢えて女を落とさずにいるというのだが……。一体なぜ?女を哀れむ蝉丸が、ある夜、晴明と博雅を前に語り始めたその哀しい過去とは!? 「逆髪の女」など全八編を収録。(文庫裏の解説)


安倍晴明&源博雅シリーズ、ええと、何冊目になるんでしょうか。
今回は琵琶法師・蝉丸と、楽器の登場の多い1冊でした。(短くて軽やかめの作品が多かった印象も!)

このシリーズ、大好きです♪


【自分のためのメモ】

・瓶博士 ……… 地震で乱れた気と、それを吸い取る瓶。忘歓。
・器 …………… 勧進坊と、蝉丸が琵琶を教えた女、春陽尼。
・紛い菩薩 …… 藤原家盛の娘、那智と蛇。
・炎情観音 …… 菊の季節。夢で噛まれアザができた貴子姫。
・霹靂神 ……… 蝉丸の琵琶と博雅の笛、雷が落ちて…。
・逆髪の女 …… 桜の季節。蝉丸に憑いている逆髪の女。
・ものまね博雅… 博雅が2人に! 葛城の一言主の神。
・鏡童子 ……… 方違えと鏡と博雅。


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これが1冊目!

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『新参者』東野 圭吾



『新参者』東野 圭吾


刑事・加賀恭一郎、日本橋へ。

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。
(Amazonの商品説明)


練馬から日本橋に異動した加賀さんが関わった ある事件の、
関係者たちの物語と、その真相。嘘と真実。隠しごとと守りたいこと。

加賀さんの「人情派」っぷり、いい人っぷりが際立つ
連作短編集でした☆

登場人物に「翻訳家」がいたことにも、ちょっと注目。

誰かに仕事を回してもらう、ことに依存するというか
それを頼りに独立しようと考えるのは、よくないと思いますよー。
(その相手が会社さんやコーディネーターさんなら分かりますが、
同業の友人というのは…)


↓目次。(「:」以降は私のメモです)。

第1章 煎餅屋の娘  :保険屋さんのアリバイ
第2章 料亭の小僧  :人形焼きの謎
第3章 瀬戸物屋の嫁 :キティちゃんのタオル
第4章 時計屋の犬  :散歩コースと娘の結婚
第5章 洋菓子店の店員:被害者の息子と その恋人
第6章 翻訳家の友  :時間をずらすこと
第7章 清掃屋の社長 :岸田裕理
第8章 民芸品屋の客 :独楽と、清掃屋の会社の会計士
第9章 日本橋の刑事 :上杉博史とバイクの話。


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