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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『あやし うらめし あな かなし 』浅田次郎



あやし うらめし あな かなし 』浅田次郎

子供の頃、伯母から聞かされた恐怖譚――。
月のない夜、奥多摩の霊山に建つ神官たちの屋敷を男女の客が訪れた。
思いつめた二人は、神主の説得の甲斐もなく屋敷内で心中を図ったという。
だが女は死に切れず、事切れた男の隣で苦しみながら生き続け……。
著者の母方の生家に伝わる話を元にした「赤い絆」「お狐様の話」など、
怖ろしくも美しい全7編。短編の名手が紡ぐ、味わい深き幽玄の世界。
(文庫裏の解説)

浅田次郎さんの、怪奇系(?)短編集。
少し怖くて、美しい、好きなタイプのお話たちでした!

赤い絆     :日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る神社。
         母の実家であるそこに、冬休みで集まった「僕」や子供たち。
         伯母が語る寝物語。「その男女の客は月のない真冬の山道を、
         抱き合いながら登りつめてきたのだと伯母は言った。」
虫篝(むしかがり) :関西で不渡りを出し、東京の山あいに家族で逃げて来た津山。
         景気が良かった頃の自分と、目撃される「あいつ」の存在。
骨の来歴    :深い森の中にある友人の山荘。「降り落ちて来た奇跡」の話。
         環境の違い、彼女の親の反対、奨学金。
昔の男     :銀座の古い総合病院、ベテラン婦長の逸見さん。
         逸見さんが会いにいく「昔の男」。
         看護師の「私(浜中さん)」と、製薬会社の営業、林くん。
客人(まろうど)  :両親の新盆と、ふと入った小料理屋のママ。幼なじみの住職。
遠別離     :風邪っぴきの二等兵、矢野。六本木の交差点で別れた妻。
お狐様の話   :伯母の恐怖譚、再び。


「昔の男」と「遠別離」に、太平洋戦争の影が登場します。
そして、この2編、泣けた… 

「遠別離」に出てくる「駐屯地」の営門は、
現在、ミッドタウンになっている、あのあたりですね。
「防衛庁跡地」として認識していましたが、その前は
軍の駐屯地だったわけで。(陸軍駐屯地だったようです)。

私は六本木という街に大した馴染みがないもので
かろうじて「門があったような」という記憶がある程度ですが、
それでも「あそこか!」と思うと感慨深いものがありました。

このあたりは、浅田次郎さんらしいと言うか、
浅田次郎さんだから、の機微なのかなあと思いました。

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浅田次郎さんと言ったら、私は…

  

号泣コース、ギャンブラーの顔、爆笑エッセイ。
イメージ、バラバラ(笑)

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