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本読みの記録 乱読の記録です。

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『服従』ミシェル・ウェルベック



『服従』
ミシェル・ウェルベック/大塚 桃・訳

2022年仏大統領選。極右・国民戦線マリーヌ・ル・ペンと、穏健イスラーム政党党首が決選に挑む。しかし各地の投票所でテロが発生。国全体に報道管制が敷かれ、パリ第三大学教員のぼくは、若く美しい恋人と別れてパリを後にする。テロと移民にあえぐ国家を舞台に個人と自由の果てを描き、世界の激動を予言する傑作長篇。


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『素粒子』のミシェル・ウェルベックによるベストセラー小説。
ずうっと気になっていたのですが、やっと読みました!

いやあ、おもしろかったです!

主人公が大学教授、描かれる世界が大学における教職、という、ある意味、世間から少し離れた特殊な世界であることも興味深い。

変化って、急だったり、「気付いたら根付いていた」だったり、色々。

最終的に彼がたどりつく「結論」に関しては、彼が選択したと同時に、逆らえない流れでもあったのかな。どうでしょう。(その中に、ああいう形で「女性」という要素が絡んでくるところがまた、何とも…。うーん、男ってそうなのか? とも思えるし、宗教における女性の あり方について考えてしまうようでもあり)。←昨今、過激派が目立ちますし、元々 存在自体が目立つ傾向もありますが、純粋に宗教として見た時、イスラム教のストイックさとか理想を求める感じって、惹かれる人がいたり、夢を与えられる感じがあるの、否めないような…。

本作、もう少し前なら、近未来SFっぽい印象になっていたのでしょうか? という気もします。でも、いま、こういう状況でなければ書かれなかった小説でもあり。

イスラム教徒のフランス人が読んだら、どう思うんだろう???


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