忍者ブログ

すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

RSS TWITTER RssTwitter

『夜明けの約束』ロマン・ガリ


夜明けの約束』ロマン・ガリ

狂おしいまでの母の愛を、全身で受けとめる私の愛。純粋なふたつの愛の遍歴――。謎の多い作者の半生が赤裸々に語られる最高傑作。(帯のコピー)

フランスでは人気の小説家、ロマン・ガリの自伝的小説。

ガリは、受賞は1人一度という前提のあるゴンクール賞を2度受賞した「フランス文学史の例外」作家であり、外交官。二度 結婚していて、二度目の妻は女優のジーン・セバーグ。「ジーン・セバーグとは何の関係もない」から始まる遺書を残して拳銃自殺しているそうです。

本作は、その代表作であり、戦後フランスを象徴する自伝小説の白眉、とのこと。

(ゴンクール賞を2度 受賞したのは、最初の受賞の約10年後、エミール・アジャールという別名で書いた小説が受賞したため。エミール・アジャール=ガリであることが判明したのは彼の死後だそうです。すごいですね)。


本作の感想ですが、最初は正直、「何だかな…」と思いながら読んでいました。あまりに母親に支配されている息子の話のように思えて。(あと、話がけっこう行ったり来たりするので、ついていくのに体力がいるような…) ←疲れている時に読み始めてしまいまして^^;

でも「Ⅱ」の最後あたり、戦争に参加するくらいから、「支配」ではないことが どんどん染みだしてきて「ああ、これは大きな愛の話なんだなぁ」と思えるようになりました。

そう思って最初のほうを読み返すと、どのエピソードも、とても切なく可愛らしい。

私は、自分自身が「親の過保護」と闘ってきたヒトなので、「親の支配」というふうに読めてしまったのだと思います。(「闘ってきた」というと大げさですが、親が過保護で自分は自立したいタイプだったので、自分的には けっこう大変だったのです)。


全体的な印象としては「夢を“既定事実”として心から信じ、語っていると、実現するんだなぁ」という感じ。そして、ガリという人は ものすごく自分が好きだったんだなあ、という感じ。

ちなみに、こんなお方です → Google Images
うん、モテそう。そしてモテる自信がありそう。

ガリはポーランド系ユダヤ人の移民で、フランス国籍を取得しています。母語はポーランド語ですが、フランスの外交官として活躍し、フランス語と英語で執筆。賢く、魅力的な人だったんでしょうねー。(ちなみに日本語では「ガリ」「ギャリー」「ギャリ」と様々な表記で紹介されているようです。統一してー!!)



↓ セバーグ!


検索用メモ: ロマン・ガリ/ロマン・ガリー/ロマン・ギャリ/ロマン
ギャリー

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

拍手[0回]

PR
Comment
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。