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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『イスラムの怒り』内藤 正典




イスラムの怒り
内藤 正典/集英社新書

ムスリムにとって、命にかえても守る「一線」とは何か?
なぜジダンは、06年ワールドカップ決勝戦で頭突きをしたのか?
なぜムハンマド風刺画問題に、ムスリムは激しく抗議したのか?
(Amazonの商品説明より)


先日 読んだ45分でわかる!イスラムの真実と世界平和。の内藤 正典さんのご著書を、もう1冊、読んでみました。(その時の記事はコチラ★)

著者が一橋大学で教えていらっしゃった時に講義を受けたことがあるという友人がいて、この本は冒頭にジダンの頭突き問題が出てきたりして面白かったよ~ と教えてくれたので、多くのご著書の中からコチラをチョイス。

はい、面白かったです!
やはり、とても勉強になりました。

ムスリムのあいだから、怒りで暴走し、テロを引き起こす過激派を減らすには何が必要か。ごく簡単にまとめれば、以下の三点である。

第一に、弱い者いじめ(とくに、女性、子ども、高齢者の殺害)をしない。
第二に、聖典コーラン、預言者ムハンマド、神を侮辱、嘲弄、揶揄、不適切なかたちで使用しない。
第三に、イスラムに由来する価値観や生活習慣を「遅れている」と侮辱しない。

(太字部分引用です。P180)

相手が嫌がることをやっちゃダメって、小さいとき教わらなかった? って話ですよね。自分たちが最も進んでいて優れていると思い押しつける欧米のやり方は、植民地時代から全く変わっていない。(十字軍のキリスト教時代から、かもしれません)。

「イスラム原理主義」という言葉はアメリカが作った、というの、知らなかったので驚きでした。(911後に生まれた言葉で、ムスリムたちは、それが実際のところ誰を指しているの、よく分からなかったそうです)。詳しくは、ぜひ本書をお読みください!!




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『45分でわかる!イスラムの真実と世界平和。』内藤 正典


45分でわかる!イスラムの真実と世界平和。
内藤 正典/マガジンハウス


「2009年10月、森村学園高等部2年生に向けて話された講演をまとめたもの」とのこと。(奥付のページより)。

仕事の絡みでイスラム教のアウトラインを知りたく、入門書的でさらっと読めるものをと思い見つけたのが本書。

すっごくいい本でしたemoji

イスラム教の、変に強調されたり誤解されて私たちの「知識」になってしまっている部分を、分かりやすく正してくれるように思います。優しい話し言葉なので読みやすいですし。

著者の内藤正典さんは、現在、同志社大学で教えていらっしゃるそうで、IS(イスラム国)がらみのアレコレの時は、テレビで解説もなさっていたそうです。(その分かりやすい解説に、友人が「ファンになった!」と言っていました)。

Amazonサイトから引用します。
(改行は私です。一部、記号を省略しました。)

私たちが普段ニュースで知るイスラムの世界の話題は、ほとんどが欧米経由で日本に入ってくるものです。つまり、欧米の考え方で捉えられたイスラムの姿。それは果たして真実なのでしょうか?この本は、そんなテーマについて、高校生に向けて話された講義をまとめたものです。45分でイスラムの考え方、方向性が理解できるようになっています。

「9・11」をイスラム世界は支持しているのか?
本当にキリスト教を憎んでいるのか?
ラマダーンは辛い月なのか?
本当に4人の女性と結婚しているのか?

イスラムの素顔がここにあります。

戒律は厳しいが、快楽も認める宗教
戒律を破った場合のフォローも万全
ラマダーンは、一番楽しみな月
家庭内では女性の方が地位が高い
4人と結婚する、という辛さ
キリスト教を憎んではいない
「9・11」はジハードではない
ムスリムはアルカイダを認めていない
シーア派とスンニ派は本当に仲が悪い?
欧州でのムスリム差別の実態
ムスリムの怒りをアメリカは理解してない


(引用終わり)。

女性がブルカやヒジャムを着用することの元々の意味くらいは知っていたんですが、「ジハード(聖戦)」が、もともとは「努力・奮闘」の意味である、というのは驚きでした。鞭打など身体刑の、意味というか考え方とか。

もちろん、イスラム教の名のもとに行われている侵略や残虐行為、自爆テロは別の話です。

イスラムは神に絶対的に服従する=すべてを神の手に委ねる。(インシャアッラー=神の望みたもうならば)。寿命も神の手の中にある。だからそれを断ち切る「自殺」は絶対的な罪とのこと。




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