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すー日記別館: 読書記録 乱読の記録です。

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『イグアナの娘』萩尾望都


『イグアナの娘』萩尾望都

生まれてきたのは、イグアナの姿をした女の子!! 親子の葛藤と愛憎をシュールな心象で描く異色短編集。 (Amazonの商品説明/出版社からのコメント)

これも、そういえば読んだことなかった…。

ドラマをリアルタイムで知っているので、(観てないですが)、娘=イグアナ、であることは知っていたのですが、その前提でタイトルだけを見ると「イグアナが生んだ娘もイグアナだった」なのか「イグアナである娘」なのか? と思いますよね。

その意味が分かる終盤がすばらしかったです。


【収録作品&感想メモ】

■イグアナの娘: 自分でも「自分はイグアナ」と信じ込んでしまうほどの「親からの呪縛」。でも自分で自分の幸せをつかんだし、妹ちゃんも自分で色々気づいていたので、賢い姉妹ですよね。お父さんの血だったりして。←それはそれで、哀れなお母さん!?

■カタルシス: あの時代の「親」の典型というか「嫌な親」の類型的な描かれ方かなと思うんですが…。「人を蹴落としても大学へ」はまだしも、受験が大事だから「友人の葬儀に出るな」というのは「猛烈ママ」じゃなく「人でなし」なのでは。たまたま「疑問を持たないタイプ」だった親って、疑問を持てないが故に厄介ですよね…。

■午後の日射し: 同じ手を使う男。浅い(笑) いきなりの赤い口紅は、やっぱりちょっと、浮かれてる感、出ちゃいますよねぇ。そして、昔の「夫/おとうさん」ってホント無神経^^;(今もだったりして!)

■学校へ行くクスリ: きれいな女の子の長い髪に花が咲いているビジュアル、すっごくきれい♡

■友人K: 短編小説にありそうな感じ。それをマンガで読むおもしろさ。人を傷つけたことへの自責を「オレは爆発寸前のやつをつついてたんだ」ですり替えるってスゴい。こういう勘違い/お子ちゃま男が「上司」になって、いまのどうしようもない労働環境を生んでいるのでは?とまで思ってしまいました。


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